検索窓
今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:48,377 hit

11 大貴 ページ12

光 side



クラスの出し物の準備をしていると、そこへ1年生が来た。


しかも、俺が知ってる子だ。



「光先輩! 慧先輩!」


慧「あ、山田」


光「どうした?」


山田「今すぐ来てもらえますかっ!?」


光「え……どうした?」


山田「大ちゃんが、危ないかもしれないんですっ!」


双子「え……」



俺たちは、山田と一緒に体育館倉庫へ。


しかし、ドアには鍵がかかっていた。



慧「くそっ! 大ちゃん! 大ちゃんいるんでしょ!」



慧は、ドンドンとドアを叩いた。



慧「大ちゃん、お願い返事して!」


光「大貴!」



すると、俺たちが騒いでいたからか、先生が来た。



「どうした? そんなに騒いで」


光「先生! このドア開けてください!」


「え? なんで」


慧「早く! 弟が大変なことになってるんです!」


「ええ、わ、わかった」



そして、先生に開けてもらってドアを開けた。


そこには、何人もの男子に襲われ、服を乱して涙を流している大貴の姿が。



俺と慧の中で、何かが切れた。



慧「お前らさ、大貴に何してんの?」



慧が大貴を名前で呼ぶときは、本気のときだ。



慧「大貴にそんなことして、タダで済むと思ってる? 言っとくけど俺、大貴のこととなったら手加減しないからね」


光「今すぐ大貴から手を離せ」


加藤「あ? なんだお前ら。先輩だからって舐めてっと……」


光「聞こえなかったか? その汚い手を離せって言ってんだよ」


加藤「っ……」

12 ごめんね→←10 誰か助けて……



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (67 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
215人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すず | 作成日時:2020年11月3日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。