11 大貴 ページ12
光 side
クラスの出し物の準備をしていると、そこへ1年生が来た。
しかも、俺が知ってる子だ。
「光先輩! 慧先輩!」
慧「あ、山田」
光「どうした?」
山田「今すぐ来てもらえますかっ!?」
光「え……どうした?」
山田「大ちゃんが、危ないかもしれないんですっ!」
双子「え……」
俺たちは、山田と一緒に体育館倉庫へ。
しかし、ドアには鍵がかかっていた。
慧「くそっ! 大ちゃん! 大ちゃんいるんでしょ!」
慧は、ドンドンとドアを叩いた。
慧「大ちゃん、お願い返事して!」
光「大貴!」
すると、俺たちが騒いでいたからか、先生が来た。
「どうした? そんなに騒いで」
光「先生! このドア開けてください!」
「え? なんで」
慧「早く! 弟が大変なことになってるんです!」
「ええ、わ、わかった」
そして、先生に開けてもらってドアを開けた。
そこには、何人もの男子に襲われ、服を乱して涙を流している大貴の姿が。
俺と慧の中で、何かが切れた。
慧「お前らさ、大貴に何してんの?」
慧が大貴を名前で呼ぶときは、本気のときだ。
慧「大貴にそんなことして、タダで済むと思ってる? 言っとくけど俺、大貴のこととなったら手加減しないからね」
光「今すぐ大貴から手を離せ」
加藤「あ? なんだお前ら。先輩だからって舐めてっと……」
光「聞こえなかったか? その汚い手を離せって言ってんだよ」
加藤「っ……」
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作者名:すず | 作成日時:2020年11月3日 11時