俳優界の妹ちゃん！

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吉沢side


吉沢「大丈夫？姫ちゃん」

「大丈夫、です……」

動けない様子だった姫ちゃんは、その場で休むことにした。

姫ちゃんが散らばっていた衣服を着ているあいだ、俺は三石さんに連絡をした。

「でも、なんで亮さんが……？」

吉沢「三石さんから、姫ちゃんがいないって連絡が来たからさ」

「三石ちゃんが……？」

吉沢「すごい心配してたよ、三石さん。もちろん、俺もだけど……」

「そ、か……。ありがとう、亮さん」

俺に笑いかける姫ちゃんだったが、そこにいつもの元気はなかった。

すると、

三石「Aちゃん！」

と、三石さんが来た。

「三石ちゃん……」

三石「大丈夫っ？ごめんね、もっと早く気づいてあげられれば良かったのに……」

「大丈夫。亮さんに助けて貰ったから」

三石「そう……。とにかく、今日はもう帰りなさい。明日はオフだし、ゆっくり休んで」

「ありがとう、三石ちゃん」

吉沢「姫ちゃん。俺も姫ちゃん家に行くよ」

「え……？」

吉沢「心配だから」

「で、でも……」

三石「そうしなさい、Aちゃん。吉沢さんがいた方が、不安も薄れるでしょう？」

吉沢「ね？」

「……はい」

それから、俺が付き添って姫ちゃんの家へ行った。

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