俳優界の妹ちゃん！

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疾風さんに襲われて、すごく怖かった。

服を脱がされ、跡もつけられ、どうすればいいのか分からなかった。

怖くて震えていた時、ドアが音を立てた。

誰かがドアノブを触ったのだ。

「たす、けてっ……！」

助けを呼びたくても、大声が出せなかった。

でも、

吉沢「姫ちゃん……？」

その主……亮さんは、気づいてくれた。

「助けてっ……！」

なんとか声を上げるが、

疾風「大人しくしろ！喋るな！」

と、疾風さんに口を抑えられる。

「やっ……！」

吉沢「っ！？姫ちゃん！姫ちゃんっ！」

亮さん……助けて……！

スタ「どうされました？」

吉沢「ここの鍵、ありますかっ！？」

スタ「は、はい……。少々お待ちください……！」

すると、スタッフさんと亮さんのこの会話が聞こえた。

そのすぐあと、扉が開いて、亮さんが入ってきた。

疾風「ちっ！」

疾風さんは逃げていったが、亮さんが私のそばに来てくれて、私は安心した。

吉沢「姫ちゃん、大丈夫っ？」

「りょ、さん……」

亮さんは私を抱き起こし、ジャケットをかけてくれた。

でも、怖くて震えが止まらない。

そんな私を見た亮さんは、

吉沢「姫ちゃん。怖かったね。でも、もう大丈夫だからね」

と、声をかけて、抱きしめてくれた。

それが、暖かくて、安心できて。

「うっ……ふぅぅっ……」

私も亮さんの背中に腕をまわし、泣きじゃくった。

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