Prince 201 ページ6
side A
涼太くんの提案、受け入れたはいいものの、
いざとなると恥ずかしいな…
でもそんな私をよそに、
プリ機は無情にカウントダウンを始める。
3.2.
その瞬間にヒョイっと持ち上げられる私の身体。
軽々とお姫様だっこされたけど、
落ちそうになって涼太くんの首に腕を回す。
カメラに向かってギリギリで微笑むと、
なんとかいい写りで撮れた。
「…ふう、」
「重かったでしょ」
「なめんなよ、全然平気だから」
ベーって舌を出して、
生意気な顔して笑うの。
もう、子供みたい。
・
落書きコーナーに行くと、
涼太くんはペンを持って画面とにらめっこ。
初めてだからって、反応が可愛い。
私は手慣れてるんだけど、
デートの時って何書けばいいんだろ。
友達同士なら色々書いたりするんだけどな…
ちらっと涼太くんを見ると、
ペンで私の顔に髭を書いたりしてた。
「それちゃんと消してよね」
「は？やだわ」
「ばか」
「しょうがないから消してやるよ」
「もう。」
消したかと思ったら、
少し汚い文字でデートって書いてた。
…わ、ストレートに書くんだな。
思わずじっと見ちゃってたら、目が合う。
「…何？」
「いや、デートって…」
「だってデートじゃん？」
「う、うん」
「私も何か書こうかな…」
「いいよ。お前センス無さそうだから。」
「うっざい」
「あ、カウントダウン始まった」
「えええ！」
最悪だ。
結局焦って何も出来ずに私は落書きなし。
涼太くんのデートって落書きしかないよ。
…まあ、次のデートは何か考えとこ。
って、勝手に1人で未来の想像をしてた。
・
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すず(プロフ) - miichiさん» ありがとうございます！ぜひ続編の方も書かせて頂こうと思います(^^) (2017年10月2日 13時) (
レス) id: 6e6aeaf210 (このIDを非表示/違反報告)
miichi(プロフ) - 面白かったです！続きが気になるので続編希望です！楽しみに待ってます^^ (2017年10月2日 10時) (レス) id: f3f1046bda (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - miki→(EXILEさん» ありがとうございます！ぜひ！占ツクで機会がありましたら書かせて頂きますね(^^) (2017年9月30日 18時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
miki→(EXILE(プロフ) - すごく面白かったです！出来れば占ツクでも続編を…… (2017年9月30日 9時) (レス) id: b46e7e6aae (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - ついんたわーさん» 良かったです(^^) ご意見もありがとうございます♪ ぜひ引き続きよろしくお願い致します！ (2017年9月29日 17時) (レス) id: b83b282177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年9月3日 20時
