Prince 241 ページ46
side 涼太
食べ終わると、もう何もいらないやって、
幸せそうな笑顔を俺に向ける。
まあ俺も、夜ご飯食べれるか少し不安。
かなり腹に溜まる気がする。
「っし、じゃあ帰る？」
「うん！」
お会計は俺が済ませて、
申し訳なさそうな顔するAの手を引いて外に出た。
「…結構暗いね」
「確かに。もう寒いよね。」
手を離して自転車を出しながら話す。
「……Aさ、これから、暇だったりする？」
「え、なんで？」
「なんか…帰りたくない」
「……私も」
目線を下にして、俺の制服の裾を掴んでくる。
「…決まりだな」
「うんっ！」
「お母さん…大丈夫？」
「アリサとご飯とでも言っとく。それなら慣れてるし。」
「そっか」
いつか俺と夜に出かけるのも…許可してもらえればいいんだけど。
まだ少ししか会ったことねえし、
言いにくいか。
「あ、でも涼太くんなら大丈夫かな」
「ん？」
「お母さんに涼太くんとお出かけしてきますって言ってみた」
「おお…」
「あ！おっけーってスタンプ来たから大丈夫だよ！」
返事が来た途端笑顔になってスマホを見せてくるA。
嬉しそう、俺も嬉しいけど。
まあこういう時問題はお母さんよりお父さんだし…
「…Aのお父さんって怖い？」
「え？」
「いつかご挨拶に行くから」
「怖くはないよ？ていうか今単身赴任してて家にいないし」
「あ…そうすか」
「涼太くん気が早い！」
はははって笑うAに、バシッと背中を叩かれる。
そうして先に自転車を出して行ってしまう。
「おい待て…」
そう言いながら俺も追うように自転車を出した。
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すず(プロフ) - miichiさん» ありがとうございます！ぜひ続編の方も書かせて頂こうと思います(^^) (2017年10月2日 13時) (
レス) id: 6e6aeaf210 (このIDを非表示/違反報告)
miichi(プロフ) - 面白かったです！続きが気になるので続編希望です！楽しみに待ってます^^ (2017年10月2日 10時) (レス) id: f3f1046bda (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - miki→(EXILEさん» ありがとうございます！ぜひ！占ツクで機会がありましたら書かせて頂きますね(^^) (2017年9月30日 18時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
miki→(EXILE(プロフ) - すごく面白かったです！出来れば占ツクでも続編を…… (2017年9月30日 9時) (レス) id: b46e7e6aae (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - ついんたわーさん» 良かったです(^^) ご意見もありがとうございます♪ ぜひ引き続きよろしくお願い致します！ (2017年9月29日 17時) (レス) id: b83b282177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年9月3日 20時
