Prince 217 ページ22
side A
「うまっ！！！アリサ！うまい！」
「ほんと？！良かったぁ…」
安心しきってるアリサ、可愛いなぁ。
数原くんも美味しそうに食べるし、
作りがいあるよなあ…
しみじみと思ってたら、
隣で涼太くんがぼそっと呟く。
「……うん、」
「え、それ感想？」
「美味しい」
「あ……ありがと」
「嬉しそうな顔すんな、なんか恥ずい」
「え？」
「ああもう、美味いから。お前も食え。さっきから俺からの評価気にしすぎてるのバレバレだから。」
だって気になるんだもん。
涼太くんは正直だから不味いものは不味いって言いそうだし。
でも安心したから私もサンドイッチを食べる。
…うん、手抜きだけど美味しい。
「有田さんって料理上手いんやな〜、この卵焼き美味しいで！」
「ありがとう数原くん」
「涼太甘いの食べたいって言ってたやろ？食べないんか？」
「…うん、食べる」
「あ！わかった！あーんして欲しいんやろ？」
「はあ？！何言ってんの龍友くん」
「ええやん、してもらい？」
ニヤニヤしながら私たちを交互に見る数原くん。
アリサに助けを求めようとそっちを見ると、
…数原くんと同じ顔してるの。
だから今度はちらっと涼太くんを見ると、
少しだけ悩んで、そして口を軽く開けた。
「いいの？」
恐る恐る卵焼きを箸で取って、
涼太くんの口に運ぶ。
うわ…手、震える。
後少しで口の中って所で、
涼太くんは私の手を掴んでそのまま箸の先と卵焼きを自分の口の中へ。
「涼太〜…お前なあ、」
「ええやろ、これで満足か？」
「よくないわ〜最後まであーんしてもらえや〜」
「無理やわ。恥ずかしいの分かっとるやろ。」
「だって？有田さん？涼太俺の前ではこんな感じやで？素直やろ〜」
容赦なくケラケラ笑ってる数原くん。
涼太くんは呆れた感じでため息ついてるけど。
うん……照れてる涼太くんは、
半端なく可愛い。
いっつも数原くんの前ではこんな感じの涼太くんが、とてつもなく愛おしい。
・
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すず(プロフ) - miichiさん» ありがとうございます！ぜひ続編の方も書かせて頂こうと思います(^^) (2017年10月2日 13時) (
レス) id: 6e6aeaf210 (このIDを非表示/違反報告)
miichi(プロフ) - 面白かったです！続きが気になるので続編希望です！楽しみに待ってます^^ (2017年10月2日 10時) (レス) id: f3f1046bda (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - miki→(EXILEさん» ありがとうございます！ぜひ！占ツクで機会がありましたら書かせて頂きますね(^^) (2017年9月30日 18時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
miki→(EXILE(プロフ) - すごく面白かったです！出来れば占ツクでも続編を…… (2017年9月30日 9時) (レス) id: b46e7e6aae (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - ついんたわーさん» 良かったです(^^) ご意見もありがとうございます♪ ぜひ引き続きよろしくお願い致します！ (2017年9月29日 17時) (レス) id: b83b282177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年9月3日 20時
