Prince 207 ページ12
side A
そして待ち合わせの時間。
時間が過ぎるの早い。
もちろん準備万端で家を出ると、
私服の涼太くんが立ってた。
「おはよ」
「おはよう涼太くん」
「…眠い」
「寝れなかった？」
「遠足前の子供じゃあるまいし…」
うわ、私と同じこと思ってる。
涼太くんも人並みの考え方してるんだな。
「何その顔」
「別に〜」
「あっそ。バス後３分で来るから走るよ」
「え？！嘘でしょ？！」
「嘘。」
朝っぱらから軽く嘘をつかれた。
くっそ…疑うってことをもう少し徹底しないと。
それにしても、目の前の自由な王子様は、
どうしてこうも嘘をつく時楽しそうなのだろうか。
…やっぱり、性悪だ。
バスまでは、涼太くんに案内してもらう。
普段外出する時は近場ばっかりだし。
正直バスに乗って遠出しなくても、
遊ぶ場所には困らないし。
バス停で5分ぐらい待つと、
遊園地に直行のバスが来る。
それに乗り込んで、少しすると、
心地よい揺れが睡魔となって私を襲う。
…やばい、眠たい。
隣の涼太くんは、スマホをいじってて、
私の方をちっとも見ない。
だから眠そうなのにも全く気づいてないわけで。
当の私は、眠気覚ましにスマホをいじろうにも、
酔っちゃうからいじれない。
それよりどんどん瞼が重くなってく…
これだからバスは苦手だ。
…ちょっとだけ、寝てもいいかな。
バレない程度に。仮眠ってことで。
睡魔と戦った結果、
案の定私は呆気なく負けてしまった。
・
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すず(プロフ) - miichiさん» ありがとうございます！ぜひ続編の方も書かせて頂こうと思います(^^) (2017年10月2日 13時) (
レス) id: 6e6aeaf210 (このIDを非表示/違反報告)
miichi(プロフ) - 面白かったです！続きが気になるので続編希望です！楽しみに待ってます^^ (2017年10月2日 10時) (レス) id: f3f1046bda (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - miki→(EXILEさん» ありがとうございます！ぜひ！占ツクで機会がありましたら書かせて頂きますね(^^) (2017年9月30日 18時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
miki→(EXILE(プロフ) - すごく面白かったです！出来れば占ツクでも続編を…… (2017年9月30日 9時) (レス) id: b46e7e6aae (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - ついんたわーさん» 良かったです(^^) ご意見もありがとうございます♪ ぜひ引き続きよろしくお願い致します！ (2017年9月29日 17時) (レス) id: b83b282177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年9月3日 20時
