Prince 73 ページ24
side A
視界に入る真っ白な天井を見て、
またうふふと含み笑いをする。
すると、チッと涼太くんの舌打ちが聞こえて、
何か言ってやろうかと思ったその時、
私の視界にあった天井は、涼太くんに変わっていた。
「…えっと、」
目の前には涼太くんと、奥の方に天井?
「涼太くん、?」
「馬鹿にしたお前が悪いんだからな」
「ちょっ、冗談、」
「黙っとけ」
視界の涼太くんはどんどん近づいてきて、
その度にいい匂いがして、
…シャンプー何使ってんだろ?
って、そうじゃなくて!!!!
「あのっ…」
「黙れ」
いや…でもイケメンにキスされるならいいのか??
自分の安売りは良くないけど…
わかんない!こういう時の対処がわかんない!!
とりあえず?
反射神経で私は目を閉じた。
そして顔に涼太くんの前髪がかかったのがわかった。
ゴンッ
その直後に聞こえたのは鈍い音と、
おでこに感じた強い痛み。
「った…」
「ばーか。」
「い、石頭…」
「っはは」
顔を離した涼太くんはなお、
私を床ドン的な感じにしたまんまで、
距離はとてつもなく近い。
「馬鹿だなお前ほんとに」
「うるさいどけろ石頭王子!!!!」
「それでもまだ王子なのか笑」
楽しそうにケラケラと笑う自由な涼太くんは、
そっと私から離れて、また床に座ったとさ。
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すず(プロフ) - yui03224649さん» そう言って頂けると頑張れます(^^♪ 頑張ります! (2017年8月5日 12時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
yui03224649(プロフ) - 続きがきになる〜笑更新頑張って下さい! (2017年8月4日 7時) (レス) id: a53142bd22 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - かれんさん» ありがとうございます!!(^^) 頑張ります! (2017年8月3日 20時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
かれん(プロフ) - このお話大好きです!!これからも更新頑張ってください!!! (2017年8月3日 16時) (レス) id: cfa7ce9674 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 片寄愛璃さん» はい(^^♪ いつもありがとうございます! (2017年7月31日 2時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すず | 作成日時:2017年7月14日 20時