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side A
バレンタインの後、
最後の席替えをした。
私は1番廊下側の前から3番目。
佐野くんは1番窓側の前から5番目。
離れた。
…運なんて無かったみたい。
そんなこんなで時はすぎて
あっという間にバレンタインから1ヶ月。
ホワイトデーなんてものがやってきて、
私は朝から浮かない顔をしていた。
・
「A」
「…隼」
「これやるよ」
「なんで…」
昼休憩、突然渡された箱に入ったチョコ菓子。
しかも私の好きなやつ。
バレンタイン、隼にあげてないのに…
「気分が沈んでるみたいだから、ね？」
「ありがとう…」
「よかった。笑った。」
「へ？」
「来年は俺にもくれよ？バレンタイン」
「欲しかったの？」
「当たり前じゃんっ」
そう言って私の頭をポン、と撫でて
ひらひらと手を振って立ち去った。
「わ、いいなあAちゃん」
「ナギサ！」
現在前の席のナギサが戻ってきた。
「わかった、小森からでしょ？」
「そうそう」
「隼ほんとAちゃん好きだね〜」
「はっ？！」
「ナギサ」
「佐野」
私達の会話に横入りするようにきた佐野くん。
…久しぶり、かも。
私のことはチラリと見るだけで
佐野くんはナギサにラッピングされた袋を渡した。
見るだけでわかる。
バレンタインのお返しだ。
いいなあ。なんて。
「わ〜これ佐野が包んだの？」
「なわけ」
「ま、さんきゅー」
「おう」
ナギサは私が渡せなかったのを知ってるから
私の目を気にするようにそっとそれをカバンにしまった。
なんか、悪いな。
・
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すず(プロフ) - 聖也さん» 長岡ムカつきますよね、、文字をうちながらもイライラしてます笑 (2017年5月2日 20時) (
レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
聖也(プロフ) - な、長岡め…！ (2017年5月1日 22時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 聖也さん» コメントありがとうございます(^^) ハマって頂けて光栄です！これからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年4月29日 13時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
聖也(プロフ) - 主人公が人間らしいというか、以外と自己中で良い感じに卑屈でウザい所がまた現実感があって面白いですね。玲於君も隼君も素敵過ぎるしもう沼みたいにハマりました。 (2017年4月27日 15時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - れなさん» ほんとですか？！ 占ツクに至っては初心者なのでそう言ってもらえると嬉しいです(^^) (2017年4月5日 19時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年4月4日 0時
