隼 ページ35
side A
走れ 走れ
この気持ちなんて消えてしまえ
風を切って走ったら
何もかもが吹き飛ぶような気がして
ただ夢中で走った。
・
駅についてやっと息を整えて
ふらっと駅近のカフェに立ち寄った。
1番奥のソファー席に座って
ため息をついた。
「あれ、A？」
「…隼」
まただ
こういう時に限っていっつも遭遇する
「奇遇〜俺も今日部活サボりだからさ」
「それそんな満面の笑みでいうことじゃない」
「あはっ」
「ちゃっかり前に座ってくんのね…」
「まあ相席ってことで？」
「はいはい」
「てかどうしたの？顔赤いよ？」
「うっそ」
頬に手を当てて思わず隠す。
…最悪。
「玲於となんかあった？」
「なんで、？」
「玲於も補習だったし？Aもでしょ？」
「まあ、うん」
「やっぱり好きなんだね〜笑」
「なわけ」
言い捨てたのはいいものの
頭に思い浮かぶのは佐野くんの顔。
さっき一体何を言おうとしてたんだろ。
「あのね、佐野くんに話しかけられて、ね、」
「おお」
「でも何が言いたいのかはわからず私が走って逃げたって感じ、」
「何やってんの〜」
「ごもっともです」
「でもまあ多分それ、何のことか俺わかるわ」
「え？」
隼ってすごい。
私のことも見抜くし
佐野くんのことも何でもわかってるみたい。
・
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すず(プロフ) - 聖也さん» 長岡ムカつきますよね、、文字をうちながらもイライラしてます笑 (2017年5月2日 20時) (
レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
聖也(プロフ) - な、長岡め…！ (2017年5月1日 22時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 聖也さん» コメントありがとうございます(^^) ハマって頂けて光栄です！これからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年4月29日 13時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
聖也(プロフ) - 主人公が人間らしいというか、以外と自己中で良い感じに卑屈でウザい所がまた現実感があって面白いですね。玲於君も隼君も素敵過ぎるしもう沼みたいにハマりました。 (2017年4月27日 15時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - れなさん» ほんとですか？！ 占ツクに至っては初心者なのでそう言ってもらえると嬉しいです(^^) (2017年4月5日 19時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2017年4月4日 0時
