真夜中Jealousy (ページ16)

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16話ページ16

「もう…あんな怪我させたくないから」

という声が聞こえ気づけば手首を掴まれてた

「…怪我なんてしてない」

「嘘つき」

天月は私の背中を少し押す

「…っ」

そのとたん背中の傷に痛みが走った

「……その怪我過去のでしょ。何があったか教えてよ」

「…わかった。けど、例えなにがあったとしても同情はしないで」

「うん」

私はそっと部屋の明かりを消すと

天月の近くに座り

一息ついた。

過去。
天月がふった暴力団の娘は、私が高校生の頃訳あって住まわせてもらってた暴力団なの。

毎日地獄でとにかく虐待のようなことしかされなかった。

逃げ出したかった私はそらるに救われてそらるの家に引き取られた。

でも、暴力団の人達に呼び出されては暴力を振らた。

そんなある日、遂に暴力だんの娘がそれにくわわった。彼女は、私の働いてる店まで来ると、

真冬や、煜、彼方に私のありもしないうそを
言いふらした。

おかげで、今、こんな嫌われてる。そんなこんなで心も体もズタボロになってた。

さらに、天月が彼女を振ったことにより

天月は、人生をめちゃくちゃにされかけてることを知った。

なんか、すごくいやになって

なんとかしようと思っていた頃。

天月を助けてやるから来いと
彼女の父親から呼び出された。

きっと、また殴られるだけだろうとか
思ってたのに…

彼らは私に熱した鉄を押し付けた。

幸い背中だったからよかった、

でも背中の火傷は…十字架の形で、

私にとって痛みと怒りだけ残った。