う「…(無言の圧)」坂「:(;゙゚'ω゚'):」 ページ44
う「じゃあ、行っておいで」
「うん」
震える手を誤魔化しドアノブを回す
「た、ただいま」
私の心拍数がピークに達する中
音と声にきずいた誰かが上から降りてきた
「A!!」
彼女は私の名前を呼ぶと
泣きながら抱きついてきた
「…おかあさん?」
「ごめんね、ほんとに、ごめんなさい」
泣きながら叫ぶ母は、とにかく安心と罪悪感が混じったような顔をしていた。
なんとも言えない私は
「おかあさん。落ち着いて…私は事情が知りたいだけ」
といいお母さんを落ち着かせた。
「…A。」
母はそれに驚いていたけどここで迷ってる暇もないから
「教えて?」
と、さらに強調した。
すると、母は少し悩みながら、私に
「…いいわ、けど、そんなに心構えしなくていいわ」
と、予想外なことを発した
「え?」
「…とりあえず中は入りなさい」
お母さんの言ってることが今の私には理解できない、でも、自然と私の中での緊張は解けてきていた
「…じゃあ、話すわね」
お母さんがポツリと話し始める
「…あなたが生まれた日にお父さんは交通事故でなくなったのは覚えてるでしょ?」
「お父さんは後ろから飲酒運転車に追突されたの。でもね?不吉なことに飲酒運転していた人は、あなたと同じ名前だった」
「彼女は、私達に必死に誤ってきた、誰もが彼女を攻めようと思ったけど、彼女は飲酒をしたのではなく、させられていたことがわかって誰も責められなかったの」
…母の話は私が聞いたことのない話で、
それが私にどう関係するのかもわからなかった
「だれかを責めればいい話じゃないし、お父さんは戻ってこない。でも、貴方のおじいちゃんはそれがどうしても口惜しくてたまらなかった。」
そういうことか…私はお酒を飲まされて運転して帰った彼女の変わりになったんだ
許せるはずないけど、人間なんてそんなものだ
貴「もう、いいよ」
「え?」
貴「私は、貴方達とは違うだから、誰も責めない…けど」
"もう会いにこない"
と、母に、影で聞いてるおばさん達に向かって言った
母は一瞬驚いた顔をしていたけど、スグに笑顔になった。それから、どこか吹っ切れたように話す母
「A…あなたお父さんにそっくりね安心した」
「え?」
「お父さんね、私が母にいじめられてた時にね…母に向かってもう会いにこないので結構ですって言って私の手を引いて外に出てったの」
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たんこぶ - この小説美味しいですね。(モグモグ) (2018年12月30日 13時) (レス) id: 996267a7ca (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるる - あの夢主ちゃんが従姉妹の名前でよばれてるきがするのですが、それはわざとですか?? (2016年9月9日 9時) (レス) id: 3f334d68b7 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 志「見ちゃダメ!俺のキャラが崩れるから」の下駄の紐は、鼻緒といいますよ! (2016年8月28日 0時) (レス) id: 6c50a9e769 (このIDを非表示/違反報告)
舞姫 - 面白いです!そらるさんカッコいい(≧∇≦)更新頑張ってくださいm(_ _)m (2016年8月15日 23時) (レス) id: b093d02780 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - 面白いです!!!souくん出てくるの楽しみやな~ (2016年7月7日 7時) (レス) id: a8b13d9b3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海梅 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/miumedesu
作成日時:2016年5月16日 0時