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彼がお風呂に入っている間に濡れた衣服を洗濯と乾燥機にかける。
「ほらー!あったぞー!」
タオルを準備していると脱衣所にお父さんが部屋着を持ってきてくれた。
「パンツ!」
「ねえ、お父さん静かにして」
「なんだよ、未使用だぞ?いいだろ別に」
「そういうことじゃないから」
「はっはー!そうかそうか!」
…扉一枚挟んだ向こうにいる彼はどんな気持ちでこの会話を聞いているのだろうか。
本当にごめんなさい。
楽しそうなお父さんを横目に自分の部屋に戻ってスマホをチェックすれば結花と夏乃が何やらグループチャットで盛り上がっている。
結花が好きな人をデートに誘うことに成功したとかなんとか。
顔が緩むのを感じながら軽快に続く会話を眺めていると控えめにドアを叩く音。
開ければ先程と違い前髪がおりた彼。
「ありがとね、いろいろ」
「いえ、風邪ひくと大変なので」
彼を部屋に入れて用意していた飲み物をコップに入れる。
チラリと彼を見ればどうやら落ち着かない様子で部屋を見渡していた。
「ごめんなさい」
「え?」
「咄嗟にとはいえお父さんに友達なんて言ってしまって」
「あぁ、そんなん謝ることじゃないよ」
「でも…」
「じゃあさ、なろうよ。友達」
「え」
「本当に友達になれば嘘ついたことにはなんないし…謝る必要ないでしょ?」
「そう、です、ね…?」
まだ彼の言うことに理解が追いついていなくて曖昧な返事をしてしまう。
「俺、岩本照」
「岩本、ひかる、さん」
「そ。照らすって書いてひかる。」
「AAです」
「Aちゃんね。何年生?」
「2年です」
「なんだ。タメじゃん。敬語やめてよ」
「…はい」
「ふはっ。はい、は敬語だよ」
「あっ…うん」
なんだか恥ずかしくなってきっと赤くなっているであろう顔を隠すようにジュースを飲んだ。
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涼-suzu-(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます。シリーズ読み直し月間!なんて素敵なワード!私もそんなaya様にときめいております(◦ˉ ˘ ˉ◦) (9月12日 15時) (レス) @page42 id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - トキメキきゅんきゅんしたくて、シリーズ読み直し月間にしました( ´ ▽ ` )久しぶりに読んでもまた新しい気持ちでときめいております♡ (9月12日 0時) (レス) @page43 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - あやかぽん。さん» どういたしまして岩本くん(?)最後まで読んでいただきありがとうございます。第2弾、ご期待に添えられるかは分かりませんが…楽しみにしていてください! (2021年9月18日 15時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
あやかぽん。(プロフ) - ドギューーーーーーン(パタリ)もう、もう、ベンチになりたい(どこの)(花火大会の)ああこんな青春を高校時代にしたかったです…ありがとう岩本くん(違)シリーズということなので次の方も楽しみにしています!!ひとまずひーくん編、お疲れ様でした! (2021年9月18日 10時) (レス) id: 2ac8db89d5 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - あやかぽん。さん» コメントありがとうございます<(_ _*)>モキキュン(とは)していただけて嬉しいです!ギュンギュン(とは)に変わるように物語書いてますので、最後まで楽しんでくださいませ…。 (2021年9月17日 7時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2021年9月3日 8時