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「ちょうだい、それ。」
「え？」
「データちょうだい。俺が持ってても康二が撮ってくれたとか言っとけば別に違和感ないでしょ？」
「うん、そうだね。」
「それにこの写真気に入った。Aが撮ってくれたから。」
「ありがとう。」
残してくれることが嬉しくて笑顔が溢れる。
「…。あのさ、」
「ん？」
「明後日休みだよね？」
「うん。」
「日帰りだけどちょっと遠出しない？」
「…、え？」
「非日常を味わいながらゆっくりしようって思ってさ。」
「う、うん。」
「メンバーの誰かと行ってもいいんだけど…やっぱりAに癒されたいというか。」
「私に…癒されたい、」
「大丈夫。ちゃんと考えてあるから。」
とは言われたものの不安は拭いきれない。
彼も私も恋愛がご法度なわけではない。
だけど彼の職業柄一緒にいるところを誰かに見られるのはまずい。
ガサツなところや天然なところがある彼だけど、外へデートに誘ってくることは今まで1回もなかった。
初めてのことに戸惑いながらも心のどこかで嬉しい自分は隠しきれない。
そしてなんと、当日は蓮の運転で目的地まで行くことに。
なんだかんだ彼が運転する車に乗るのも初めてで、今日は初めて尽くしになりそうな予感。
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涼-suzu-(プロフ) - ﾊﾞｹﾓﾉさん» ありがとうございます。とにかく直球ストレートな彼を表現したかったので、ドキドキしていただけてよかったです。次回もよろしくお願い致します☺︎︎︎︎ (3月22日 19時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
ﾊﾞｹﾓﾉ(プロフ) - 完結おめでとうございます！目黒くんとの恋素敵でした！目黒くんのまっすぐな気持ちとか本当に素敵だなって思いました！毎回ドキドキがすごくて読んでいて楽しかったです！第7弾も楽しみにしてます！ (3月21日 22時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2024年3月13日 16時
