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「怒ってる？」
「寝てる。」
「そっか。寝たのか。」
ベッドに入った彼は私を後ろから抱きしめて抱き枕状態。
「今日なんでこっちに帰ってきてくれたの？」
「…なんとなく、蓮疲れてるかもなーって。甘やかしにきたの。」
「やば。エスパーじゃん。」
「蓮が私を見てくれてるように私だって蓮のことちゃんと見てるんだからね。」
「ありがとう。来てもらえてよかった。1人だったらまた玄関で死んでたよ。」
半年ほど前のこと。
とにかく仕事がぎゅうぎゅうに詰め込まれていた蓮。
ある休日に、彼の家に置いているもので必要なものがあったから取りに向かった。
合鍵で玄関を開けたら蓮が倒れていて相当焦ったことがある。
玄関で力尽きて一晩寝ていたらしく、本当に何事もなくてよかった。
「Aが甘やかしに来てくれたから明日また頑張れる。」
「よかった。」
「荷物、もう運び終わる？」
「ふふっ。まだ全然だよ？」
「早く一緒に住みたい。」
もう一緒に住んでるようなものだと思っているけれど、私にはまだ自分の家がある。
おそらく彼はそれがもどかしいのだろう。
彼の言葉に、なるべくこっちに帰るようにしようと決めた。
ふと私を抱きしめる力が緩まった。
そして聞こえてくる規則正しい呼吸。
本当に限界だったみたい。
「おやすみ、蓮。」
返事はこなかったけどそれでよかった。
どうにか身体を回転させて彼と向き合い、おでこにキスをして私も眠りについた。
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涼-suzu-(プロフ) - ﾊﾞｹﾓﾉさん» ありがとうございます。とにかく直球ストレートな彼を表現したかったので、ドキドキしていただけてよかったです。次回もよろしくお願い致します☺︎︎︎︎ (3月22日 19時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
ﾊﾞｹﾓﾉ(プロフ) - 完結おめでとうございます！目黒くんとの恋素敵でした！目黒くんのまっすぐな気持ちとか本当に素敵だなって思いました！毎回ドキドキがすごくて読んでいて楽しかったです！第7弾も楽しみにしてます！ (3月21日 22時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2024年3月13日 16時
