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＿
「ん…？」
気がつくと空がオレンジ色に染まっていた。
いつの間にか寝落ちしていたらしい。
もこちゃんは未だに膝の上で丸くなって気持ちよさそうに寝ている。
「おはよ。」
「！」
突然声をかけられて肩が跳ねる。
それを見て笑っているのは蓮だった。
「帰ってきたなら起こしてよ。」
「2人とも気持ちよさそうに寝てたしかわいかったから。ずっと眺めてた。」
もこちゃんは蓮が帰ってきた音に反応して起きたけど、リビングまで彼を誘導するとまた私の膝に乗って寝始めたらしい。
「もこちゃんが俺以外でこんなに懐くのAだけだよ。家族でもこんなにない。」
「そうなの？」
「だからこういう情景を見てたら、俺の選んだ人は間違ってなかったんだなって思える。」
「蓮…。」
「ずっと大事にしたい。Aのこと。」
「私だって蓮のことはずーっと大切な人だよ。」
想いを伝えたら頬に手が添えられて端正な顔が近づいてきた。
「もこちゃん起きちゃう。」
「起こさないように静かにね。」
ちゅ、と小さなリップ音を立てて唇が重なった。
「…もう1回していい？」
「だ、だめ。」
「そっか。だめか。」
そう言ってまた口付けた。
だめと言いつつ期待してた私はすんなりとそれを受け入れる。
でもその"もう1回"は長くて濃密でだんだん蕩けていく。
「どうしよ、」
「それは本当にだめ。」
「まだなんも言ってない。」
「言われなくてもわかる。」
「キスだけじゃ足りないって？」
「…！うん。」
「いつならいいの？」
「…お風呂、入ったあとなら。」
「え、じゃあ、」
「ご飯食べてからね。」
「はーい…。」
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涼-suzu-(プロフ) - ﾊﾞｹﾓﾉさん» ありがとうございます。とにかく直球ストレートな彼を表現したかったので、ドキドキしていただけてよかったです。次回もよろしくお願い致します☺︎︎︎︎ (3月22日 19時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
ﾊﾞｹﾓﾉ(プロフ) - 完結おめでとうございます！目黒くんとの恋素敵でした！目黒くんのまっすぐな気持ちとか本当に素敵だなって思いました！毎回ドキドキがすごくて読んでいて楽しかったです！第7弾も楽しみにしてます！ (3月21日 22時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2024年3月13日 16時
