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『起きとくの?』
「うん。少しだけドライブしてから帰って、シャワー浴びて朝ごはんのついでにお弁当の準備して行こうかなぁって。」
『付き合おうか。』
「え?」
『ドライブ。話し相手いるだろ?』
「翔太くんお仕事じゃないの?」
『俺は今日休みだからいつでも寝れる。なんか目ぇ覚めたからチャットしてみただけだよ。とりあえず実家の近くにあるコンビニで待ってる。そこならAもよく行くからわかるだろ?』
「わかるけど、」
『んじゃよろしくー。』
「…切れちゃった。」
とりあえずコンビニき向かってみれば翔太くんらしき人物が店内の光に照らされて立っていた。
車の音に反応して私に気づくと小走りで助手席へ。
「あ"ー!あったけぇ!」
「外で待ってるからだよ。」
「用事終わったのにウロウロすんのも怪しがられるだろ。」
「それはそうだね。」
「ん、」
「ん?」
「やる。カフェオレ。」
「あ、ありがとう。」
受け取ってすぐにひと口飲むと独特の苦味が広がる。
「…」
「どした?」
「カフェオレじゃない、」
「あ、やべ。間違えた。」
ケラケラ笑ってもう片方の手に持っているものをくれた。
私が飲んでしまった彼のコーヒーはどうするつもりなんだろう。
行方を目で追っていたらなんの躊躇いもなく口をつけた。
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涼-suzu-(プロフ) - 紫乃さん» ありがとうございます。愛読していただけてとても嬉しいです。私も紫乃様の言葉に元気をもらえました!活力!いつか、今度は正々堂々と(?)会いましょうね。 (4月22日 17時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃(プロフ) - 書ききれなくてすみません。でもまた会えるのを楽しみに待ってます。だって私は涼担なんで!いつも私に元気をくれた作品をいっぱい生み出してくれてありがとうございます。読めなくなってしまうかもしれないのはとてもめちゃくちゃ寂しいけど応援してます! (4月22日 1時) (レス) id: 320d978aa6 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃(プロフ) - 初めてコメントします。涼さんを知ってから何度も繰り返し一番最初の作品から読んでもう何周したか分からないくらい読んでます。どっぷりとハマっていて、キュンもしつつ感動するところは大泣きしてよく目が腫れるくらいです。とても寂しいです。 (4月22日 1時) (レス) @page46 id: 320d978aa6 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゃそさん» ありがとうございます。寂しい思いをさせてしまうのは心苦しいですが、またどこかでお会いできるように頑張ります。最後までよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (3月5日 17時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃそ(プロフ) - お話楽しく拝見させて頂いております!毎回見ていたのですが涼様がご自身の夢に向かってがんばられるというのをみて感想送らせて頂きました。正直なところお話どれも面白いので悲しくはありますがいつか涼様の夢が叶うことを遠いところから応援させてください☺️ (3月4日 18時) (レス) @page46 id: a64fc3118b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年1月29日 16時