検索窓
今日:21 hit、昨日:581 hit、合計:351,018 hit

03 ページ3

_


「Aもご馳走してもらう?」


「いいよ私は。」


「えー、そんなこと言わないでさぁ。深澤くんと2人きりとかなに話していいかわかんないし。」


「…話せるでしょ。」


「いやいや。だってほら、いつもAがいたし。いなかったら、ねぇ?」



花菜はきっと気づいてる。


私が一生未練タラタラなの。


会ったら余計に苦しくなる。



「そういえばこの間テレビでさ、前に共有した女優さんがすごく綺麗で一目惚れしました〜とか言ってた。」


「そうなんだ。」


「どうする?繋がりがあったら。」


「別にどうもしないよ。同じ芸能人同士だからありえるし、あの人はそういうの上手そうだし。」


「今ならまだ間に合うかも。」


「花菜、」


「だってぇ…」


「ありがとう。花菜のその気持ちで充分だよ。」



未練はあれど戻る気なんてさらさらない。



「私やだよ。Aがこのままなの。」


「恋愛が全てじゃないし、いま普通に幸せだよ?」


「でも今以上の幸せを知っちゃってるわけじゃん。」


「…、レジ呼ばれたから行くね。」


「うん。また連絡するわ。」



今日の花菜はめげない。


埒が明かないと思い逃げてしまった。


自分でもわかってる。


あの頃が今よりも幸せだったことなんて。


でも仮に今も一緒にいられたとして、その時の幸せが続いているのかといえばそうじゃないかもしれない。


今より不幸な可能性だってある。


そう考ればこの状況は幸せだ。

04→←02



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (622 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1924人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉 , ロマンスシリーズ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

涼-suzu-(プロフ) - ぴさん» ありがとうございます。キュンを届けられてよかったです。第3弾の連載が始まったらそちらもぜひよろしくお願い致します☺︎︎︎︎ (1月22日 6時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは。久しぶりにこんなにきゅんきゅんしました。続きが読みたいなぁなんて思ったりしました。機会があればぜひよろしくお願いします。いつも素敵なお話をありがとうございます。 (1月21日 3時) (レス) id: 513aa6bd75 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - バケモノさん» ありがとうございます。どタイプだなんて嬉しいです。照れるなぁ。(お前のことじゃない)これからもどうぞよろしくお願い致します! (1月19日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 甘さん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます。大好きなふかざわくんといい恋ができたみたいでよかったです。いつでもまた甘くて優しい彼に会いに来てくださいね。 (1月19日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 暖音さん» ありがとうございます。あの声色のせいでどうしても甘々に仕上がってしまうのですがいいですよね!?笑 第3弾もキュンをお届けできるように頑張ります。 (1月19日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年1月9日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。