33 side M ページ33
＿
「…珍しい」
今日もいつも通りを過ごして店を閉めたあと、電話が鳴った。
相手は渡辺翔太。
まさか向こうから連絡してくるとは。
「ん？」
『…おつかれ』
「お疲れ様」
『いま、いい？』
「うん。たった今仕事終わった」
『明日仕事？』
「休みだけど」
『…』
「なに？」
『いや、やっぱり』
「何時？」
『は、』
「明日、何時に行けばいい？」
『…なんじでも』
「そういうわけにはいかないでしょ。お昼作ろうか？」
『…うん』
「じゃあ11時くらいに行くね」
『ありがと、』
「はーい」
おそらく明日あの子はいないんだろう。
わざわざ電話してきたということは話したいことがあるのかもしれない。
翌日、電話で伝えた時間にインターホンを鳴らした。
中から出てきたのは子どもを抱きかかえた翔太。
初めて見るその姿はむず痒い。
「…なに」
「パパ」
「お前にそう呼ばれると全身が痒い上に吐き気を催すからからやめてくれ」
「今日は翔太と娘ちゃんだけ？」
「うん。昨日向こうの実家で夜飯食って、あいつだけそんまま置いてきた」
「大丈夫なの？」
「なめんな。おむつ替えもミルク作りもプロだから、俺」
「頼もしいね、パパ」
「だからやめろ。腹減ったから飯作って」
「はいはい」
きれいに整えられたキッチン。
子育てしながらも怠らない。
というか、あの子は俺と同じできっと無意識にやってると思う。
飲食店で勤めているせいか、家でも使う前の状態に戻さないと気持ち悪いからどんなに疲弊していても手が勝手にシンクやらコンロ周りやらを掃除してしまうのだ。
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涼-suzu-(プロフ) - たかすさん» はじめまして。喜んでいただけてよかったです！ (4月13日 9時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
たかす - 初めまして。懐かしのふかさくカップルに出会えて嬉しいです！！！その後を知りたかったので！！！短編でもお待ちしてますね。 (4月12日 21時) (レス) id: 9e0abdd975 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - シラユキ。さん» シラユキ。様の名前…と思いきやすいません、過去作に存在します。笑 あのお話のみやだてくんストーリーです！最後まで楽しんでくださいませ(ニヤニヤ)私もシラユキ。様大好きです。 (11月4日 18時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ。(プロフ) - カフェ白雪、？ｷｬｯ///ってなんか勝手に一人でなってたら あれ、何か知ってるぞ？？ってなって涼さんの過去作品見に行ったら存在するじゃないですか…私の照れ返してください！((理不尽))でも涼さんのそういうところ好きですよ！！！！！！！！ (11月3日 18時) (レス) @page39 id: fd9c934f53 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 多界隈オタクさん» 過去作と繋げたくなっちゃう涼さんの悪いくせです★離れなくていいですよ！笑 (10月30日 20時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2023年10月23日 17時
