23 side M ページ23
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まさか使っている石けんまであの子と同じだとは思わなかった。
未練はないのに俺はまだあの子の影を追っているのか?
いや…。
そんなことはない。
ただ懐かしいってそれだけのこと。
「いいんですか?定休日なのにお邪魔しちゃって」
「僕からお誘いしたので。お気になさらないでください」
そう伝えると彼女は真っ直ぐに俺を見てくる。
声をかけようとしたら彼女が先に口を開いた。
「宮舘さん」
「はい」
「お仕事中、ではないんですよね?」
「ええ。仕事ではありませんよ」
「疲れませんか?話し方」
「話し方?」
「普段通りでどうぞ」
そこまで言われて理解できた。
友人や家族以外の人と話す時は、仕事中でなくとも言葉遣いや日頃の振る舞いには気をつけているけれど彼女には見破られているらしい。
特に無理をしていることもなく疲れるわけでもないが、彼女には自分を見せても大丈夫な気がした。
むしろそっちの方が好感を持ってくれそう。
直感だけど。
「まあ、普段もそんなに変わらないですけどね」
「ほんとに?」
俺の瞳を覗いてくる企んだ笑みにグッと心を掴まれた。
それがなにを意味するのか…自分でもまだわからない。
「本当でーす。飲み物何にします?」
「コーヒーでお願いします」
「砂糖とミルクどうしましょうか」
「ブラック派です」
「…俺もです」
「奇遇ですね」
彼女に笑みを返してキッチンへ。
ブラックコーヒーが好きな女性に出会ったのは初めてだ。
今まで付き合ってきた人たちや友達は、そもそもコーヒーが飲めないかもしくはミルク多め。
「お待たせしました」
「ありがとうございます。…うん、いい香り」
「いいですよね、ブラックコーヒー」
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涼-suzu-(プロフ) - たかすさん» はじめまして。喜んでいただけてよかったです! (4月13日 9時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
たかす - 初めまして。懐かしのふかさくカップルに出会えて嬉しいです!!!その後を知りたかったので!!!短編でもお待ちしてますね。 (4月12日 21時) (レス) id: 9e0abdd975 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - シラユキ。さん» シラユキ。様の名前…と思いきやすいません、過去作に存在します。笑 あのお話のみやだてくんストーリーです!最後まで楽しんでくださいませ(ニヤニヤ)私もシラユキ。様大好きです。 (11月4日 18時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ。(プロフ) - カフェ白雪、?キャッ///ってなんか勝手に一人でなってたら あれ、何か知ってるぞ??ってなって涼さんの過去作品見に行ったら存在するじゃないですか…私の照れ返してください!((理不尽))でも涼さんのそういうところ好きですよ!!!!!!!! (11月3日 18時) (レス) @page39 id: fd9c934f53 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 多界隈オタクさん» 過去作と繋げたくなっちゃう涼さんの悪いくせです★離れなくていいですよ!笑 (10月30日 20時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2023年10月23日 17時