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「はい、どうぞ」



目の前に出されたのは湯気の立つかき玉うどん。


ラウールさんが作ったという事実だけでもう美味しいのは確定だ。



「熱いから気をつけて」


「はい。いただきます」



ふうふうと湯気を飛ばして口へ運ぶ。



「…どう?」


「おいし、」


「うそ。味わかんないでしょ」


「…絶対美味しいです」


「なんやそれ」



ラウールさんも隣でうどんを食べ始める。



「うん!大丈夫。美味しい」


「だから言ったじゃないですか」


「そうだね、言ったね。ごめんごめん」



喉は痛いけどラウールさんが作ってくれたからかすんなり食べることができて、なんなら少し痛みが引いた気もするくらい。



「ごちそうさまでした。ありがとうございます」


「いーえ。薬どこにあるの?」


「くすり、」



言葉で伝えるのが難しくて自分で立ち上がって取りに行く。


ラウールさんは心配なのか後ろからついてきた。



「粉薬、飲める?」


「…のめます」


「あ、いや、子ども扱いしたわけじゃないんだよ?怒んないで?」


「ほんとですか…?」


「恥ずかしいから言いたくないけど…俺が薬飲むの苦手だからさ。特に粉。効きが速いのはわかるんだけど口の中に残るじゃん?だから…ね?」


「わたし、風邪引く時いつも喉からなんです。錠剤だと喉痛くて飲み込むのきついから粉薬選んでて」


「そういうことね。粉薬飲めるってむしろ俺より大人だなって思うよ」

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設定タグ:SnowMan , ラウール   
作品ジャンル:恋愛
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涼-suzu-(プロフ) - みかんみたいなオレンジさん» コメント全然気づかなくてごめんなさい!超絶返信が遅くなってしまいました…。涼担になってくださってありがとうございます。笑 これからもぜひニヤニヤしながら読んでください。ニヤニヤしながら執筆している私より。 (1月14日 8時) (レス) @page31 id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
みかんみたいなオレンジ - 私、実は涼さんの大ファンでして…まじでラウール君が消防士になってる姿を妄想しては終始気持ち悪い笑みを零していましたキモチワルイ (10月15日 15時) (レス) id: 9d2fbf6ffa (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - シキさん» ありがとうございます。20歳になったので大人な彼を(勝手に)解禁いたしました! (10月12日 8時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - 完結おめでとうございます。少し大人っぽいラウに終始きゅんきゅんしておりました!after storyも最高です🤍 (10月11日 20時) (レス) @page30 id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - シラユキ。さん» ありがとうございます。ニヤニヤ道連れ成功ですね。むふふ。世話焼きな友達も楽しんでもらえましたか?笑 シラユキ。様もどうかお気をつけくださいませ☺︎︎︎︎ (10月8日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2023年10月3日 16時

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