推しに恋して (ページ7)

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「昨日は推しとどうだった？」

翌日の放課後、日直で黒板の掃除をしている私を見守る友達2人はニヤニヤ。

「欠点なかったから褒めてもらえた。頭ポンポンつき」

「うきゃー！やばいじゃん！」

「聞くだけでキュンなんだけど」

「でも猫みたいって」

「猫？」

「頭撫でた時の顔？が猫っぽいらしい」

「へえ。じゃあいっそのこと猫になりきってみたら？」

「にゃんっ。とか言ってみる？」

「やだよ」

「かわいいって言ってくれると思うけどな〜」

「無理。私そんなんやるキャラじゃないし」

「あとは？」

「あとはー…頑張ったから勉強お休みしてアイス奢ってくれて、夜ご飯も一緒に食べたよ」

「そりゃ幸せだわ」

「それから新しい情報」

「なになに」

「消防士なんだって」

「はい、マッチョ確定！さいこーう！」

「ビジュよし性格よしで勉強できる消防士。ここまで来るとどんな人か気になるわ」

「たしかに」

「じゃあ夏休み入ってから都夢の試合一緒に見に行く？」

「そっか。弟くんの少年野球チームもたまに面倒見てるんだっけ」

「そうそう。試合の日いるよって言ってたから」

「それは行くしかないね」

「ないね」

「わかった。じゃあ3人で都夢応援しにいこう！」