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今日は部活がお休みの日。
放課後に帰り支度をする涼太くんの前の席に座った。
宮「どうした?」
『ちょっと、時間いい?』
宮「うん。大丈夫だよ」
『相談があって…』
涼太くんは小学校からの同級生でなんでも話せる友達。
『今日ね、階段から落ちそうになったの』
宮「え!?」
『でも助けてもらえたから怪我はなくて』
宮「そっか。よかった…」
『その助けてくれた人が…佐久間くん、で』
宮「佐久間くん?」
『コンタクトつけるの頑張ってみるって前に言ってたでしょ?眼鏡外したところちょっと見たいなって思って。お昼休みに見かけたからこっそり確認してたの』
宮「こっそりする必要性」
『その時友達に後ろから声かけられてびっくりしちゃって』
宮「で、階段から落ちそうになったと」
『そう。佐久間くん、少し離れた場所にいたんだけど…友達が言うには、急に風が吹いてきて気づいたらもう私を助けてたって』
宮「…へぇ」
『それでね、見たの』
宮「見た?」
『眼鏡を外した佐久間くん』
宮「ほう」
『友達がかっこいいって言っててさ、もちろん自慢の後輩だからそれは嬉しいし私もそう思ったんだけどそれだけじゃなくてね…うーん…』
宮「自分だけがその姿を知ってたかったとか?」
『…!それに近い、かも』
宮「Aちゃん」
『はい』
宮「恋だね、それ」
『恋、』
宮「Aちゃんは佐久間くんのことが好きなんだと思う」
私が、佐久間くんを好き?
この間の帰り道にきゅんとしたのはその予兆だったとか?
弟みたいでかわいいって思ってたのに。
けど涼太くんから告げられた言葉は胸の中にストンと落ちてきた。
宮「佐久間くんいい子だし。俺はAちゃんの恋を応援するよ」
『…』
宮「今はピンと来ないかもしれないけどいつかはっきり自覚する時がくると思う。またいつでも相談乗るよ」
『ありがとう…』
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涼-suzu-(プロフ) - さくさくぱんだ。さん» いい味出してるみやだてくん。と、我ながら思ってます。笑 少しずつ更新していきますのでぜひ最後までよろしくお願い致します☺︎︎︎︎ (8月26日 9時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
さくさくぱんだ。 - この作品の舘さんが好きだ!!!!!!(唐突な告白)なんかメンバー同士の絡み(?)が最高です!好きです!更新大変だと思いますが、頑張ってください!!何十年でも待ちます!!!! (8月25日 22時) (レス) @page9 id: 1406f3238f (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - シラユキ。さん» すんげー久しぶりにさくまくん書きました。笑 推しと推しのコラボ(?)ぜひ楽しんでくださいませ! (8月24日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - カッパさん» ありがとうございます。コメディ好きだったらぜひ最後までよろしくお願い致します…( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ ) (8月24日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ。 - あ、あ、あ、今回のお話さっくんだぁ…!嬉しい、嬉しすぎる、、!推しが推しの話を書いてくださっている…控えめに言っても最高で神です。定期的に涼さんに惚れ直してます。どこからでも応援してます!!! (8月24日 12時) (レス) @page8 id: fd9c934f53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2023年8月23日 16時