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そこからはバイトに集中できるわけなんてなかった。
2人のことが気になって仕方がない。
2人でどこいったんだろうとか。
やっぱりAは佐久間のことが好きなんじゃないかとか。
これは俺が恋している証拠。
ただの、ヤキモチ。
彼氏でもなんでもないただの隣人だから2人のことをどうこう言う資格もないのが悔しい。
バイトが終わってからの帰り道、1人でモヤモヤと考える。
Aはまだ佐久間と一緒なのかな。
「ただいま」
「おかえり」
「あれ、?」
「今日はもう仕事終わり」
「お疲れ様」
「ありがとう。翔太もお疲れ様」
短く返事を返したらジッと俺の顔を見て訝しげな表情。
「どうした?」
「…なにが?」
「なんか機嫌悪い」
そう言われてハッとした。
「ほーんとわかりやすいわねぇあんたは昔から」
「…」
「ちょっとここ来なさい」
「やだ」
「私もやだ。事情聴取よ」
渋々母親の向かい側に座ってなるべく顔を見せないように俯いた。
「バイトでなんかあった?」
「別に、なにも」
「んもー、せっかくこうやってゆっくり話せるんだからそんなこと言わないで教えてよ。寂しいじゃない」
「…無理、はずい」
そこで母親が閃いたらしくニヤつきながら小指を立てる。
「コレか?」
「…」
「…Aちゃん?」
「っ、!」
「お、反応した」
「…。バイト先に、佐久間と2人で来たんだよ」
「え、佐久間くんとAちゃん繋がってるの?」
「Aの職場に、佐久間のお父さんいて。どう仲良くなったのかは知らんけど」
「なるほどねぇ…。それで、ヤキモチしちゃったわけだ」
「…」
「あれ、違った?」
なんで母親ってなんでもお見通しなんだろうな。
子どもの心の中覗ける技とか身につけてんのかな。
自分がすぐ顔に出るからわかりやすいっていうのもあるけど…。
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涼-suzu-(プロフ) - 白昼夢さん» はじめまして。コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。こちらこそこれからも涼さんの作品を愛してあげてくださいませ( ˶'ᵕ'˶ ) (2023年3月31日 15時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 初めまして！新作待ってました（ ; ; ）ずっと陰ながら応援させていただいて、、凉さんの作品全部読み漁るほど大好きなんです(´༎ຶོρ༎ຶོ`これからも素晴らしい作品お待ちしてます！頑張ってください！！！ (2023年3月31日 0時) (レス) id: 40e11ba78b (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 茉子さん» 泣かせてしまってごめんなさい(´；ω；｀)いつも私の作品を読んでくださってありがとうございます。私も大好きです！ (2023年3月28日 23時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - シラユキ。さん» ツンデレとツンデレのコラボ(？)です！幸せにするんで一生ついてきてください(もはやプロポーズ) (2023年3月28日 23時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
茉子(プロフ) - 泣いたんですが😭子どもへの気持ち分かるだけに…続きも楽しみです。涼さんの作品全部読んでます☆大好きです😊 (2023年3月28日 18時) (レス) @page24 id: 0c861b61c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2023年3月26日 15時
