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___出会いなんか探さないで俺のこと好きになれば?
彼の家に住むことが決まったあの日のセリフが昨夜耳元で聞こえた甘い声で脳内再生される。
なにかが揺れる感覚とざわめく心。
このまま家でボーッとしていたら自分がおかしくなりそうな気がして外出できるくらいに身なりを整えてコーヒーショップへ行くことにした。
一緒に住み始めて託された合鍵を握りしめて家を出る。
1番近くにあるコーヒーショップは歩いて15分程の場所。
冬のにおいがし始めた空を見上げて大きく息を吸ったら少しだけ頭がスッキリした。
「人多い…」
今日から新作のフラペチーノが発売するらしい。
それならこの行列も納得だ。
また今度でもいいかと引き返して近所のコンビニに行き先を変更しようとした時だった。
コーヒーショップの向かい側にある小さなカフェ。
店の前に立っている男性とバッチリ目が合った。
「…なに」
『やっほー』
「この距離で電話してくるな」
『いいじゃん。なに?新作のフラペチーノ飲みに来たの?』
「違う。キャラメルラテ。でもいい。いっぱい並んでるから」
その男性はまさかのたつだった。
「そこで働いてるんだ」
『ん、俺ね実は店長なのよ』
「そうなの?」
『まあ従業員俺だけですけど』
「…」
『おーい、この距離からでも何言ってんのこいつみたいな顔してんの見えてるからね』
「バレたか」
『うち、キャラメルラテありますけど』
「!」
『お客さん好みの甘いやつ、作れますよ。1杯どうですか?』
「領収書深澤辰哉で」
『なんでだよ』
「んふ、冗談。…せっかくだから飲みに行こうかな」
『1番いい席をご準備してお待ちしております。気をつけてお越しくださいませ』
「いやだからこの距離で」
『この距離でも。横断歩道気をつけて』
私は子どもか。
そう思いながらも横断歩道を渡って彼の店へ足を運んだ。
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涼-suzu-(プロフ) - mamemiyaさん» ぜひたっくんの頭よしよししてあげてください。きっと喜ぶと思います( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ! 幸せをお届けできてよかったです！ (2023年3月20日 17時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - いくさん» こちらこそありがとうございます。どこまでもヒロインちゃん大好き甘々たつくんでした！ (2023年3月20日 17時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - ステキです！ふっかよく頑張った（どこ目線）と頭撫でたくなりました。とても幸せな気持ちになれました。 (2023年3月20日 11時) (レス) @page45 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - ステキすぎるー！！！after storyです。ありがとうございます。 (2023年3月19日 22時) (レス) @page45 id: b9250881d5 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます！でろでろすぎて私の脳みそ溶けました〜(危) (2023年2月12日 23時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2023年2月3日 15時
