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翌日、退勤30分前に本当にラウが来た。
私と目が合ってニヤニヤを隠している彼と、イケメンが来たとはしゃいでいる女性スタッフ。
ちなみにその中には真子さんも含まれている。
「あのぉ〜、すいません。僕、ここ初めてきたんですけど」
「…はい」
他人のフリしていらっしゃいませを言ったら、彼も他人のフリをしてきた。
下手くそな演技。
「友達がここのコーヒー美味しいよって。僕どれでも飲めるのでお姉さんのおすすめください」
「…」
「お姉さんなら何飲みますか?」
「…キャラメルラテ、ですね」
「甘いの好きなんだ。いいですね、僕も甘いの好きだからそれにしよっかな。ホットで」
「お持ち帰りで、」
「店内で飲みます」
「…かしこまりました」
真子さんがとなりで彼に見えないように背中をトントン叩く。
そうだよね。
お客様だから、言わなきゃいけないよね。
「席までお持ち致しますので、掛けてお待ちください」
「はーい。ありがとうございまーす」
そう言って愛嬌たっぷりの笑顔を振りまいて奥の席に座った。
仕事をしていてしっかり彼の顔が見える。
つまり、逆も然りということだ。
「ねえかっこいいよあの子」
「…ソウデスネ」
「若いよね?大学生とかかな?Aちゃん同い年くらいなんじゃない?」
「なんで真子さんがそんなに興奮気味なんですか」
「だって!あんなイケメン生きてる中で初めて見たもん」
「それ、旦那さんに失礼じゃないです?」
「…旦那は旦那、イケメンはイケメンよ」
「いやそんなよそはよそ…みたいなこと言われてもフォローできてないですからね?」
小声で騒いでいる真子さんたちを背中にキャラメルラテを彼の元へ。
「お待たせ致しました。ホットのキャラメルラテです」
「ありがとうございます」
座っているから上目遣いで目をぱちぱちさせて私を見てくる。
「終わるまで、待ってるね」
私にだけ聞こえるように呟いた彼に心臓が跳ねた。
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涼-suzu-(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます。続きが見たいとおっしゃっていただけて嬉しいです。これからもそう言ってもらえる作品作ってくぞー！おー！← (7月16日 7時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュン切なくなりました、このお話しの続きみたいです (7月15日 21時) (レス) @page46 id: 05f782ac8f (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます。一気読みでもちょい読み(とは)でもなんでもOKです！笑 ぜひこの後もよろしくお願い致します☺︎︎︎︎ (2022年11月27日 0時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - キュンキュン通りこしてギュンギュンしちゃいましたー♡ちょっと出遅れたけどその分一気読みできて大満足です。ラウちゃん良かった〜♪引き続きカラフルシリーズ期待してお待ちしています。 (2022年11月26日 0時) (レス) @page44 id: d946c1f5c6 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。キュンとほっこりでもち様の心を癒せていたら嬉しいです。これからもぜひよろしくお願い致します☺︎ (2022年11月21日 21時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年11月14日 15時
