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＿
「やっぱニットかな。これどう?セットアップワンピース」
「…似合うかな」
「似合うと思う、俺は。試着してみて」
「う、うん」
「黒かブラウンかピンクベージュあるよ」
「…黒?」
「はい」
「それピンクベージュ」
「うん、ピンクベージュ」
「…わかった」
こっちの方が似合うよ、ということだろう。
素直に渡されたピンクベージュのニットワンピを持って試着室へ。
「似合ってる…?」
かわいいけどちんちくりんな私には背伸びしているようにしか見えなくて不安になる。
「着れた〜?」
「一応」
「見せて?」
「…はい」
カーテンを開けたら目の前にラウがいて、肩を持って鏡の方を向かされる。
「うん。似合ってる」
「なんか頑張ってる感じに見えない?」
「そうかなぁ?ヒール履いてみたら変わるかも」
彼はいつの間にか手に持っていたヒールを私の前に置く。
それを履いてまた鏡の方を見れば、さっきより違和感がないような気がする。
「いい感じじゃん。かわいい」
鏡越しに彼と目が合ってなぜかギュッと心臓がしめつけられた。
「他のも見てみる?」
「ううん、いい。これにする。これがいい」
「他にも似合いそうなのあったよ?」
「着こなせるようになりたい、この服」
「もう着こなせてるのに…」
「いや、私には伸びしろがある」
「あはは!伸びしろって!」
着替え終わったら服とヒールを持ってレジへ。
「それも買うの?」
「ラウが似合うって言ってくれたから」
「…そっか」
お金を払おうとしたらラウが私の前に立つ。
「え、え?」
「これでお願いしまーす」
「ちょっとラウ、」
「静かにして。シー」
店員さんに仲良しでかわいいですねなんて笑われて、状況が読めない私は1人ラウの背中を見つめてパニック状態。
気づいたら紙袋を持ったラウに両肩を持たれてお店の外へ連れていかれていた。
「ラウ、」
「誕生日プレゼント」
「…!」
「ほしいものわかんなかったから。でも洋服ほしいから買い物付き合ってほしいって言われて正直ラッキーって思ってた。改めて、誕生日おめでとう」
「…ありがとう」
「いーえ。気に入るのあってよかったね」
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涼-suzu-(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます。続きが見たいとおっしゃっていただけて嬉しいです。これからもそう言ってもらえる作品作ってくぞー！おー！← (7月16日 7時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュン切なくなりました、このお話しの続きみたいです (7月15日 21時) (レス) @page46 id: 05f782ac8f (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます。一気読みでもちょい読み(とは)でもなんでもOKです！笑 ぜひこの後もよろしくお願い致します☺︎︎︎︎ (2022年11月27日 0時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - キュンキュン通りこしてギュンギュンしちゃいましたー♡ちょっと出遅れたけどその分一気読みできて大満足です。ラウちゃん良かった〜♪引き続きカラフルシリーズ期待してお待ちしています。 (2022年11月26日 0時) (レス) @page44 id: d946c1f5c6 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。キュンとほっこりでもち様の心を癒せていたら嬉しいです。これからもぜひよろしくお願い致します☺︎ (2022年11月21日 21時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年11月14日 15時
