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＿
「ラウー!」
私の誕生日当日、約束通り大学終わりに連絡をくれた。
指定した場所で待っていると遠目からでもわかる高身長とクリーム色の髪。
大きな声で手を振ったら小走りでこちらへやってきた。
「お待たせ」
「ううん。大学お疲れ様でした」
「ありがとう」
「あと、寝ててごめんなさい」
「ふふ。想定内だから大丈夫」
朝から大学があるのに日付が変わるまで起きていてくれたラウは0時ピッタリにお祝いの言葉をチャットで送ってくれた。
のにも関わらず、夜型人間の私は珍しく日付を越す前に寝てしまっていた。
せっかく久しぶりに彼がお祝いしてくれたのに今日に限って…。
なぜ?
「で、付き合ってほしいって?」
「冬服ほしくて」
「なるほどね」
「高校の頃に好きな人とデートするの、どんな服がいいと思う?って相談した時にラウが選んでくれた服すごく好評だったの。私に似合ってるって。その時好きだった人だけじゃなくて和香菜とか友達にも」
「うん」
「だからセンスのいいラウに服選んでほしくて」
「俺、今日Aのスタイリストとして呼ばれたの?」
「そうだよ。やだ?」
「いえ、喜んでお受けいたします」
「さすがラウ!」
「痛いよ、背中。結構力強い」
「えへへ。ごめんごめん。じゃあレッツゴー!」
大型ショッピングモールでお気に入りのお店に入る。
「まじで俺が選ぶの?」
「選ぶの」
「…どんな系統がいいの?」
「お姉さんみたいな!」
「うわー、ざっくりー」
苦笑いしながらレディースコーナーを歩き回って何着か私にあてがっていく。
…なんか慣れてる?
もしかして過去の彼女にしてあげたことある、とか?
「ねえなんで急にムスッとしてるの?」
「え、してないよ?」
「してたよ、今」
柔らかく微笑んで人差し指で頬をつつかれた。
「なんかやなことあった?」
「ううん。なにもない!」
「そ?それならいいけど。せっかく20歳の誕生日なんだから」
「うん」
目を見て満面の笑みを向けたら彼も楽しそうに笑ってくれた。
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涼-suzu-(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます。続きが見たいとおっしゃっていただけて嬉しいです。これからもそう言ってもらえる作品作ってくぞー！おー！← (7月16日 7時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュン切なくなりました、このお話しの続きみたいです (7月15日 21時) (レス) @page46 id: 05f782ac8f (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます。一気読みでもちょい読み(とは)でもなんでもOKです！笑 ぜひこの後もよろしくお願い致します☺︎︎︎︎ (2022年11月27日 0時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - キュンキュン通りこしてギュンギュンしちゃいましたー♡ちょっと出遅れたけどその分一気読みできて大満足です。ラウちゃん良かった〜♪引き続きカラフルシリーズ期待してお待ちしています。 (2022年11月26日 0時) (レス) @page44 id: d946c1f5c6 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。キュンとほっこりでもち様の心を癒せていたら嬉しいです。これからもぜひよろしくお願い致します☺︎ (2022年11月21日 21時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年11月14日 15時
