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＿
「おはようございます」
翌日、ラウの家から一度帰宅して仕事へ来た。
いつもより随分早起きしたせいでまだぽやぽやしている。
ラウが優しく甘く起こしてくれたから頑張って起きれた。
「おはよう。大きなあくびね」
「すいません…」
「いーえ?前みたいなご機嫌が戻ったみたいだからよかった。最近元気なかったからさ」
真子さん、気づいてたんだ。
「なんかいいことあった?」
「…彼氏、できました」
「もしかして…例の幼馴染みくん!?」
「はい」
「やったねー!」
私の両手を握ってぶんぶん振る。
真子さんは朝から元気だ。
「それは幸せだ。それで眠そうってことは…?」
「…」
「朝帰り!悪い子だー!」
「別にへんなことはしてません」
「へんなことってなーにー?」
「…!と、とりあえずもう20歳なんで朝帰りしてもいいんです」
真子さんが私が言う前に他のスタッフ全員に言いふらして、岩本さんはいじりながらも祝福してくれた。
「疲れたぁ…」
「お疲れ様」
仕事終わり、いつもと違う疲れ方をしてお迎えに来てくれたラウに寄り添った。
「すごかったね、店長。きゃっきゃしてた」
「私とラウが付き合ったのが嬉しいんだって」
「うん。伝わってきた。こっちも嬉しいね」
「いやまぁ…嬉しいけど、」
しばらくこれはネタにされるなと確信した。
「次の休みいつ?デート行こ?」
「平日だけど大丈夫?」
「今日から春休み」
「え!ずるい!」
「いいでしょー?」
「…お仕事好きだからいいもん」
「んふ、そっかそっか」
「春休みかぁ」
「連休取れたりするの?来月休み合わせて泊まりで夢の国行こうよ。中学の時に約束したし」
「…覚えてたの?」
「当たり前」
あの頃は親友として約束したけれどまさか恋人になって約束を果たすことになるとは思わなかった。
「絶対休み取る」
「じゃあ今からAの家で旅行計画練ろう!」
「うん!」
「Aの家まで競走ね!」
なんて言いつつも優しいラウはしっかりと手を繋いで私が置いてけぼりにならないように走ってくれる。
これからもずっとそのままで、隣にいてね。
Fin
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涼-suzu-(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます。続きが見たいとおっしゃっていただけて嬉しいです。これからもそう言ってもらえる作品作ってくぞー！おー！← (7月16日 7時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュン切なくなりました、このお話しの続きみたいです (7月15日 21時) (レス) @page46 id: 05f782ac8f (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます。一気読みでもちょい読み(とは)でもなんでもOKです！笑 ぜひこの後もよろしくお願い致します☺︎︎︎︎ (2022年11月27日 0時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - キュンキュン通りこしてギュンギュンしちゃいましたー♡ちょっと出遅れたけどその分一気読みできて大満足です。ラウちゃん良かった〜♪引き続きカラフルシリーズ期待してお待ちしています。 (2022年11月26日 0時) (レス) @page44 id: d946c1f5c6 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。キュンとほっこりでもち様の心を癒せていたら嬉しいです。これからもぜひよろしくお願い致します☺︎ (2022年11月21日 21時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年11月14日 15時
