39 ページ39
＿
『…ごめん。酔った友達に絡まれた』
友達、か。
「ううん。邪魔しちゃってごめんね」
『俺が電話しよって言ったんだからAちゃんは謝らなくていいの』
「でも、」
『ねえ、ちゃんと玄関鍵閉めた?』
「え、あ、うん」
『ベランダも戸締りしてる?』
「してる」
『絶対夜中に外出ちゃダメだからな』
「ふふ、うん。出ないよ」
『明日バイト休みだっけ?』
「うん」
『お昼前には帰るから、買い物とかあるなら俺が帰ってきてからね』
「なんか今日の翔太くん、過保護」
『まじでなんかあったら俺がやなの』
「大丈夫だから、お友達のところ戻ってあげて」
『…わかった。ちゃんと寝てよ?』
「翔太くんもね」
『うん。…じゃあ、おやすみ』
「おやすみなさい」
電話を切った途端襲ってきた寂しさを紛らわすように浴室へ。
今日はもうシャワーでいいやと軽く済ませた。
早々と寝る準備をしてロフトへ上がる。
このスペースさえ広く感じて身を縮めた。
ふと、枕元に畳んである翔太くんの部屋着が目に入る。
さっき彼の声を聞いたせいか、一緒にいた女性が元カノかもしくは翔太くんを狙っている人かもしれないと思ったせいか。
多分両方だと思う。
彼のTシャツに手を伸ばして腕の中に閉じ込めた。
大好きな彼の匂いで安心してすぐに眠気が襲ってくる。
翔太くんが帰ってくる前に元通りにしておくから今日だけはとそのまま眠りについた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2136人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「SnowMan」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼-suzu-(プロフ) - 淘蒼toaさん» ツンデレのわたなべくんはわたなべくんではなく渡辺くんで、このお話の人はわたなべくんなのです(言っている私も迷子)AED準備しておきますね。(それ違う) (2022年10月9日 21時) (
レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
淘蒼toa(プロフ) - 涼-suzu-さん» しょぴさんが過保護なの嬉しすぎる💙渡辺じゃない渡辺、いただきました。ごちそうさまでした。いや、いつまで経ってもツンデレしょぴまるに慣れている私からしたら毎回毎回ドキドキが止まりません。動悸と過呼吸です。救急車レベルです。笑 (2022年10月9日 20時) (レス) @page40 id: 1316baeae3 (このIDを非表示/違反報告)
修羅 - 涼-suzu-さん» 上手いですね！(〇〇くん、座布団1枚もってきて〜)なるほどです。？うちらが知らない"わたなべ"なのですね！(多分わかってない) (2022年10月9日 14時) (レス) id: 5d9b71a177 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 修羅さん» ハンバーグはJUICYです。笑 これは渡辺くんであって渡辺くんではなく、わたなべくんなのです。(意味深) (2022年10月9日 12時) (レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
修羅 - いやもうほんとに甘すぎ(何回言うねん)甘すぎてハンバーグ！(あっ間違えた笑)あまーーい！🍫💕うちらが知っているバブみの強い渡辺はどこへやら…🤔 (2022年10月8日 23時) (レス) @page35 id: 5d9b71a177 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年10月3日 15時
