After Story3 ページ30
＿
大介は一度深呼吸をすると私と向かい合って座ってくれた。
「…実は、ね」
「あー、待って!心の準備が…」
「え、?」
「…俺、振られちゃうん、でしょ?」
「……は?」
「……ん?」
「違う、よ…?」
「え」
「昨日涼太と一緒にいたのは…大介へのプレゼント買うため。男子にプレゼントとか初めてだからわかんなくて本当にこれでいいのかなって。大介本人に聞けないから、涼太の意見聞きたくて」
「…そう、だったんだ」
安心した表情で私からプレゼントを受け取るとそれをまじまじと見つめる。
開けていい?と聞かれて頷けばラッピングのリボンを解いていく。
「…これ、欲しかったやつだ!」
「ほんと…!?」
「Aありがとー!大好き!」
大介に思いっきり抱きつかれて急に距離がなくなれば速まる心臓。
友達の期間が長かったからなのか、付き合って半年以上経つけど未だに慣れないスキンシップ。
「めちゃくちゃ嬉しい」
視線を合わせてふにゃっと微笑まれれば、私の心がキュンと音を立てる。
「それは…よかっ、た、です」
「…あー、照れてる」
「て、照れてないっ!ほら誤解も解けたしアニメ見っ…ん」
「それより佐久間さんでドキドキして?」
「…これ以上、むり」
「うは!かーわいい。たまんないね。もっとキス、していい?」
「…やだ」
「えー、今日俺誕生日なんだけどなぁ」
「…」
「もっと欲しいなぁ、Aが俺のことで頭いっぱいになってるその感じ」
ふと昨日涼太に耳打ちされたことを思い出す。
___Aがプレゼントになればいい。
___体ごと愛してもらうってこと。
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涼-suzu-(プロフ) - 佐久間担さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年4月5日 21時) (
レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間担 - 大丈夫です！私もきゅんきゅんしました！さっくんっぽくて可愛いなと思いました！ (2022年4月5日 17時) (レス) @page26 id: 20b86a31c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年11月3日 7時
