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放課後、女子は体育館でダンスの練習、男子はグラウンドで組体操の練習が始まった。
休憩中にクラスの女子何人かでグラウンドを見に行く。
目につくのはやっぱりさっくん。
少し離れていても分かるピンクの髪。
周りより少し低い身長。
色白でしっかり割れた腹筋にキュッと引き締まった身体。
…どう見ても運動できる身体なんだけどなぁ。
ボーッと眺めていると男子も休憩時間になったのかさっくんが私を見つけて走ってくる。
「きゃー、さっちゃんのえっちー」
「…」
「ねえ無視して水飲むのやめて?」
そんなこと言うなら上裸のままこっちに来なければいいのに。
それに無視したんじゃない。
ドキドキしてるのを誤魔化してるだけ。
目のやり場に困って少し俯く。
「あー分かったぁ。照れてんだ?」
「水、かけるよ?」
「ダメダメ!そんなことしたらさっちゃんが水分補給できなくなるからっ!」
「さっくんの水かけるに決まってるじゃん」
「…じゃあいいよとはならないよ!」
ペットボトルのキャップを開けてゴクゴクと水を飲むさっくん。
薄く開いた唇に動く喉仏。
水を飲んでるだけなのに…。
いつものさっくんからは想像できないくらい色気を放っている。
「…見すぎ」
「…っ、ごめん」
「あんまり見られたら、佐久間さんドキドキしちゃうよ」
「もう、すぐふざける」
ふと時計を見ればそろそろ休憩時間が終わりそうでさっくんにバイバイをしようと右手をあげたら掴まれる手首。
「…ん?」
そのままさっくんの左胸にピトッとくっつけられる。
「…っ!?」
「ドキドキ、してるっしょ?」
ねえさっくん、私の方がドキドキしてるよ。
掴んだ手首から伝わっちゃいそうなくらい。
「練習始まるから!も、戻るね!」
さっくんから手を離して走って体育館に向かう。
右手はさっくんの身体の感触を覚えていてずっと熱を持ったようだった。
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涼-suzu-(プロフ) - 佐久間担さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年4月5日 21時) (
レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間担 - 大丈夫です！私もきゅんきゅんしました！さっくんっぽくて可愛いなと思いました！ (2022年4月5日 17時) (レス) @page26 id: 20b86a31c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年11月3日 7時
