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お姫様抱っこされるのが嬉しくて首筋に腕を巻きつけたら顔を寄せて、彼の匂いを肺いっぱいに吸い込んだ。
甘い香りと煙草の苦い香りが入り交じった色気を含む大人の匂い。
「子ども扱いなんてしてないよ」
「…うそ、｣
「本当だよ?だってやっぱり一緒にお風呂入ればよかったなって後悔してるもん」
「…どういうことですか?」
「言わせないでよ。…今すぐ抱きたいってこと」
「っ、!」
「俺、子どもに対してそんな感情ないし」
ケロッとした顔でとんでもないことを言う彼。
ふと昨夜の情事を思い出して一気に顔に熱が集中する。
優しく降ろされたベッドの上、彼と視線が絡み合った。
「昨日のこと、思い出した?」
「っ、」
「顔真っ赤だよ。…かわいい」
「見ない、で」
「ふふ。ごめん意地悪した。お風呂入ってくるね。眠かったら先に寝てて大丈夫だから」
「…全然眠くない」
「そうなの?」
「りょうたくん、のせい…です」
「それは…後で責任取んなきゃだね」
私の頭を撫でて離れた手を無意識に掴んだ。
後でなんて言わないで。
今すぐに私を求めて、我慢する余裕なんかなくしてよ。
「…俺お風呂まだだから、ね?」
無視してその手を強く引いたら、背中がさらに深くベッドへと沈みこむ。
彼は一瞬驚いた顔をしたけれど目付きが艶っぽく変わった。
これから訪れるであろう甘い展開を期待して、私はそっと目を閉じる。
「…涼太くん、だいすき」
「俺も、Aちゃんのこと大好きだよ」
口づけの間に愛の言葉を囁いて。
今夜はきっと長い夜になる。
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涼-suzu-(プロフ) - さくらさん» はじめまして。コメントありがとうございます。切ない中にキュンを詰め込めました！幸せと言っていただけて私も幸せです。こちらこそ読んでくださってありがとうございました☺︎︎︎︎ (2022年10月9日 21時) (
レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初めてコメントします！もぉどぉしましょ。もぉなんなんですか、キュンが止まらない。切ないお話だと思ってたのに、ニヤけてたまりませんでした笑あぁなんだか幸せ…ありがとうございました。 (2022年10月9日 13時) (レス) @page45 id: 5eab3e319d (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - マコトさん» わ！ありがとうございます！笑 好きなとこ教えていただけるの嬉しいのでニヤニヤしちゃいました。こちらこそ読んでいただいて本当にありがとうございます。 (2022年8月21日 8時) (レス) @page45 id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - 「ソファーを背もたれにラグの上で胡座をかいた」……この表現、めっちゃ好きです(笑) 沢山のキュンをありがとうございましたヽ(=´▽`=)ﾉ (2022年8月20日 23時) (レス) @page41 id: aab53d41f5 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 淘蒼toaさん» ありがとうございます。86個目の心臓おめでとうございます(？)めぐろくんは漢にしがちです。涼です。これからもよろしくお願いします。私も大好きです。 (2022年8月20日 22時) (レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年8月14日 10時
