After Story ページ41
＿
ついにやってきたバレンタイン。
彼の目の前には私からのプレゼント。
ラッピングを解いて現れたのは…
「タルト…?」
「…クッキーはやっぱりダメでした」
彼に何度も教えてもらっていざ1人で作ったら、どれも割れていて泣きそうだった。
せっかく星の形にしたのに。
だからもうもはや粉々にしてタルト生地にしてしまおうと開き直り、青果店のおじさんに1番美味しい苺を教えてもらって苺のタルトを作ったわけ。
こっちの方が難しそうなのになんで作れちゃったかな…。
「もしかしてタルト生地がそのクッキー?」
「…うん」
「じゃあ結果的にAちゃんの作ったクッキーは食べられるわけね」
「まあ…一応そう、ですね」
上機嫌な宮舘さんはソファーを背もたれにラグの上で胡座をかいた。
手招きされて近くへ寄ると膝を叩くから同じ方向を向いて彼の脚の上に座ってみた。
「ちがう、こっち」
向かい合わせに座らされてドキドキしていたら、苺のタルトが乗ったお皿とフォークを手渡されるから反射的に受け取る。
「食べさせて」
「え、」
「はーやーく」
「…はい、どうぞ」
「いただきます。…んん!うまぁーい!」
2人きりの時にだけ見れる彼の甘える姿はとても貴重。
若干のキャラ崩壊さえも愛おしくてたまらない。
「お口に合ってよかったです」
「Aちゃんが作るものならなんでも美味しいに決まってるじゃん。作る前からわかりきってることだよ」
「…そうですか」
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涼-suzu-(プロフ) - さくらさん» はじめまして。コメントありがとうございます。切ない中にキュンを詰め込めました！幸せと言っていただけて私も幸せです。こちらこそ読んでくださってありがとうございました☺︎︎︎︎ (2022年10月9日 21時) (
レス) id: ece158555b (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初めてコメントします！もぉどぉしましょ。もぉなんなんですか、キュンが止まらない。切ないお話だと思ってたのに、ニヤけてたまりませんでした笑あぁなんだか幸せ…ありがとうございました。 (2022年10月9日 13時) (レス) @page45 id: 5eab3e319d (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - マコトさん» わ！ありがとうございます！笑 好きなとこ教えていただけるの嬉しいのでニヤニヤしちゃいました。こちらこそ読んでいただいて本当にありがとうございます。 (2022年8月21日 8時) (レス) @page45 id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - 「ソファーを背もたれにラグの上で胡座をかいた」……この表現、めっちゃ好きです(笑) 沢山のキュンをありがとうございましたヽ(=´▽`=)ﾉ (2022年8月20日 23時) (レス) @page41 id: aab53d41f5 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 淘蒼toaさん» ありがとうございます。86個目の心臓おめでとうございます(？)めぐろくんは漢にしがちです。涼です。これからもよろしくお願いします。私も大好きです。 (2022年8月20日 22時) (レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年8月14日 10時
