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やってきたのはいつか大介の家で食べたドーナツ屋さん。


「オレンジジュースと…Aは?飲み物どうする?」

「…ホットコーヒーで」

「お砂糖とミルクはお付けしますか?」

「大丈夫、です」

「かしこまりました」


それぞれ受け取って席に座る。


「Aコーヒー飲めるんだ」

「…まあね」

「うわ、大人ぶってやがる」

「何言ってんの。高校生は立派な…大人よ?」

「おおい!それ俺のだぞ!しかも大人じゃなくて子どもな!」

「ふふっ。うるさっ」

「…笑った」

「人間だから笑うよ」

「そうじゃなくて。…しんどいんでしょ?」


大介は気になるけど踏み込んでいいのか迷っている様子で私を見てくる。


「阿部ちゃんと、なんかあったの?」

「そういうとこ鋭いねいつも鈍感なのに」

「ひどくない?」


唇を尖らせて怒る大介。

阿部先生に負けないあざとさだな。


「…本当は阿部先生のことが、好きなの」

「…そっか」

「でも彼女いるみたいだし、いっかな、もう」

「全然いいかなって顔してないけど」

「そこ触れないでよ」


コーヒーに映る私はすごく歪んでいて醜い。

そんな自分を見たくなくてコーヒーを口に運んだ。


「…にが」

「お砂糖とミルクもらってこようか?」

「いい」


この苦さで私の中の悪い感情全部どっかいっちゃえばいいのに。

そんな思いを込めてもう一度コーヒーを飲んだ。

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設定タグ:SnowMan , 阿部亮平 , アオハルシリーズ   
作品ジャンル:恋愛
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涼-suzu-(プロフ) - shoさん» こちらこそこの作品を見つけてくださってありがとうございます(՞ ܸ. .ܸ՞)"キュンをお届けできてよかったです。 (2023年2月25日 14時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
sho(プロフ) - すごく引き込まれて一気に読みました。キュンキュンが最後までとまりませんでした。この作品を読めた事に感謝です。 (2023年2月25日 13時) (レス) @page50 id: 342ef15a76 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - mireさん» コメントありがとうございます!このセリフを絶対入れたいと思っていて書きながらここだ…!って自然に入れられたのでそう言っていただけて嬉しいです♪ (2021年12月5日 17時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
mire(プロフ) - 最高でした。阿部ちゃんの「ううん、からかってない」がもうMVが走馬灯のように頭に流れてキュンが止まらなかったです。これからも作品楽しみにしてます。 (2021年12月3日 15時) (レス) @page45 id: e802057471 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ユカさん» コメントありがとうございます!書いてる私も胸が苦しかったです(笑)もちろんニヤニヤもしました☆(やめろ)阿部先生に恋したくなったらまたいつでもここに来てください。 (2021年11月3日 6時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2021年10月20日 7時

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