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「あの…ひとつお伺いしたいんですけど、」
「はい、なんでしょう」
「佐久間先生って…おいくつなんですか?」
「今年で29です!」
4つ上…ってことはお姉ちゃんと同い年…!?
「すいません、勝手に同い年くらいかと思ってました…」
「えっと、」
「私、今年で25です」
「えぇ!?25!?そんな若いのにお母さんなんですか!?…すごいな。旦那さんも同い年ですか?」
「旦那は…いません」
「…!ごめんなさい。無神経なこと…」
「大丈夫です。晴希が産まれる前の話ですから。…もうなんともないです」
「1人で晴希くん育ててるんですね…」
「いえいえ、私の両親や姉にたくさん助けてもらってるので」
「それでもすごいと思います」
「…佐久間先生、」
「働きながら家事して育児もして…。お弁当屋さんで働いてる時のAさんいつも笑顔で明るくて、疲れてる顔とか一切見せないから」
「晴希見てたら、疲れなんて吹っ飛んじゃいますよ」
「…」
「…っていうのは、親バカすぎますかね?」
「いえ。そんなことないです。…俺がこんなこと言うのは違うかもしれないですけど、あまり無理しないでくださいね?」
「ありがとうございます」
「困ったことがあったら…頼ってください。俺にできることはなんでもやりますから」
「佐久間先生には十分助けられてますよ。いつも晴希のことたくさん可愛がってくれてるじゃないですか」
「晴希くんの先生としてじゃなくて、Aさん自身に頼ってもらいたいんですけど…」
「え、」
「さくませんせー!」
遠くから晴希が佐久間先生を呼ぶ声。
視線をそっちに向ければ楽しそうな晴希と花鈴ちゃんに、疲れ果てて芝生に倒れ込んだ穂乃香先生。
「穂乃香先生力尽きてんじゃん。これは佐久間先生の出番だ!」
そう言って走り出した佐久間先生の背中にいつか決意したはずの心が、揺れた。
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涼-suzu-(プロフ) - こはくさん» ありがとうございます。私も書いててうちの子(？)きゃわ〜！となりました。笑 (12月9日 6時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - とても面白かったです！！さっくんにもはるくんにもキュンキュンしちゃいました〜♡ (12月8日 19時) (レス) @page44 id: c3c85275fa (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - むむさん» コメントありがとうございます！私のさくまくん(とは)から是非元気もらってくださいませ！推しがマイナーで笑いました！笑 少しの登場でしたがパパも喜ぶと思います！笑 (2022年5月21日 14時) (レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
むむ - きゅんきゅんしちゃいました、、、！とっても素敵な作品ですね。なんだか作者様の書かれるさくまくんに元気づけられるような気もします。ちなみにこの作品でのわたしの推しは主人公ちゃんのパパです、、！（笑） (2022年5月21日 9時) (レス) @page27 id: e8dca0b64d (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 淘蒼toaさん» ありがとうございます！さくまくんのキュンを届けられてよかったです。アフターストーリー…頑張るので楽しみにしていてください(自分でハードル上げる) (2022年5月20日 23時) (レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年5月9日 15時
