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「あ、もうこんな時間!」
お店の時計を見れば晴希を迎えに行く時間。
「晴希迎え行ってくる!」
「はいはーい」
保育園に辿り着けば晴希と同い年の宮舘花鈴ちゃんのお父さんが来ていた。
佐久間先生もいて、困ったような顔をしている。
「こんにちは」
「あ!Aさん!こんにちはー!」
「こんにちは。花鈴ほら、晴希くんのママ来たから帰ろ?」
「やだ!はるくんいっしょいる!」
花鈴ちゃんはどうやら晴希がお気に入りのようで抱きついて離れない。
晴希は嫌がるでも抱きしめ返すでもなくボーッと空を眺めていた。
「花鈴が離してあげないと晴希くんママとお家帰れないよ?」
「はるくん、かりんのいえにかえる。ね!はるくん!」
「…ん?」
…なんかいろいろ将来が心配になってきた。
「すいませんうちの子が。さっきからずっとこうなんですよ…」
「全然大丈夫ですよ」
「花鈴ちゃんはほんとに晴希くんのこと大好きだねーっ?」
「うん!すき!」
そう言って佐久間先生に笑いかける花鈴ちゃん。
晴希のことを離す気配はない。
「よかったね晴希」
「うん」
多分なんのことか分かってないな。
どうしようかと宮舘さんと悩んでいたら晴希が抱きついていた花鈴ちゃんの手を握って体を離した。
「かりんちゃん、はるくんおかしゃんとかえる」
「晴希…」
「またあしたあそぼ」
「…わかった」
花鈴ちゃんも大好きな晴希に言われたら言い返せないらしく少ししょぼんとした顔で納得してくれた。
「かりんちゃんいいこいいこ」
晴希は花鈴ちゃんを抱きしめて頭を撫でた。
そして花鈴ちゃんとお父さんの手を繋がせて、自分は私と手を繋ぐ。
「ばいばいまたあしたね」
そう言って歩き始めるから先生たちにお辞儀をして保育園を後にした。
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涼-suzu-(プロフ) - こはくさん» ありがとうございます。私も書いててうちの子(？)きゃわ〜！となりました。笑 (12月9日 6時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - とても面白かったです！！さっくんにもはるくんにもキュンキュンしちゃいました〜♡ (12月8日 19時) (レス) @page44 id: c3c85275fa (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - むむさん» コメントありがとうございます！私のさくまくん(とは)から是非元気もらってくださいませ！推しがマイナーで笑いました！笑 少しの登場でしたがパパも喜ぶと思います！笑 (2022年5月21日 14時) (レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
むむ - きゅんきゅんしちゃいました、、、！とっても素敵な作品ですね。なんだか作者様の書かれるさくまくんに元気づけられるような気もします。ちなみにこの作品でのわたしの推しは主人公ちゃんのパパです、、！（笑） (2022年5月21日 9時) (レス) @page27 id: e8dca0b64d (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 淘蒼toaさん» ありがとうございます！さくまくんのキュンを届けられてよかったです。アフターストーリー…頑張るので楽しみにしていてください(自分でハードル上げる) (2022年5月20日 23時) (レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年5月9日 15時
