Sweet Sunny! (ページ25)

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そこから約束の時間になって戻る。

康二くんは呼び込み、私はたこ焼きを作る係。

凛に交代間際ニヤニヤされて、麗奈からも質問攻め。

どうにか交わしながらその場をすごした。

そしてお昼のピークが終わり、休憩の時間。

空き教室で麗奈と遅めのお昼ご飯を食べる。

なんだか校庭が騒がしいな…。

「3年生の出しもの、暴露大会的なやつらしいよ?」

「それで外が盛り上がってるんだ…」

「Aも言えばいいじゃん」

「え?」

「康二くんのことが好きだー!って」

「…無理だよ」

「でもこんなチャンス絶対ないって」

「今じゃなくても…」

「そんなんだといつまで経っても勇気出ないよ?気づいたら3年になって、卒業してるかも?」

「…」

「それに康二、1年生にも人気で何回か呼び出されてるし、多分告白されてるなあれは」

「…」

「そのうち誰かに取られたりして」

「…いやだ」

思わず出てしまった本音にニヤニヤする麗奈。

康二くんが他の女の子と校内を歩いてるのを想像したら、モヤモヤして仕方なかった。

康二くんの隣にいたい。

友達としてではなく…彼女として。

「でも、なんて言えばいいのか…」

「思ったことをそのまま伝えればいいの。めちゃくちゃでもいいじゃん。気持ちをぶつければ康二に絶対伝わるから」

「うーん…」

「んもう、煮え切らないなぁ」

麗奈はそう言ってニヤリとすると椅子から立ち上がった。

なんだか、嫌な予感がします。