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関係を断つのに思ったより時間がかかって告白されてから1年後、やっと佐久間に真っ直ぐ思いを伝えられる状態になった。
だけど1年も経てばもしかしたら俺のこともう好きじゃないかもしれない。
不安だけが大きくなって、揺らいだ決心。
誰かに背中を押してもらいたくてまた翔太をご飯に誘う。
「俺ビール。ふっかは？」
「…烏龍茶で」
「飲まねぇの？珍しい」
「…酒の勢いとかやなんだよ」
「何の話？」
「こっちの話」
「…？」
「しょーたぁ」
「ん？」
「今まで関係持ってた女の子全員切ってきた」
「やっとかよ」
「ちょっと、手がかかる子がいたの」
「自業自得だろ」
「そうなんだよ。うん。間違いないそれは」
「…すんの？告白」
「本当はされたいんだけど…そんなこと言ってらんないよねぇ」
「告白させるの得意じゃんお前」
「おい、言い方な？…実はさ1回告白されて断ってんだよね。これ1年前の話。そこから結構経ってるし…」
「あー、もう向こうがふっかのこと好きじゃなくても仕方ねぇよなそれは」
「そうだよなぁ…」
「でも、ふっかが本気で好きでまだどうにかなるんだったらもう1回振り向かせろよ」
「…！」
「できるよ、お前なら」
得意げに笑って、乾杯、と届いたビールを俺の烏龍茶に近づけてゴクゴクと飲んでいく。
「なんでそう思うんだよ」
「…俺とお前の仲だから、わかる」
「ふはっ。…俺とお前の仲、ね」
結局酒は一滴も飲まずに翔太と解散して佐久間の家に向かった。
告白なんてしたことないから緊張する。
佐久間もこんな気持ちだったのかな。
酔ったフリをして佐久間に迎えに来てと電話を掛けて場所を伝えずにスマホの電源を落とした。
どこにいるか分からなくても来てくれたら、まだ少しは希望が持てるかも。
なんて、本当はビビってるだけ。
確信がほしいんだ。
佐久間がまだ俺を好きだっていう、確信。
かっこ悪くて情けない。
タバコを1本吸い終わっても来る気配のない佐久間。
もう1本吸って来なかったら帰ろうと考えていた時に佐久間はやってきた。
普通に話しかけそうになって酔ってる設定なのを思い出して佐久間に身を任せて家に上がり込んだ。
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涼-suzu-(プロフ) - ピカンチ★さん» 大洪水…それはせきとめていただきたいですが難しいですかね？笑 こちらこそありがとうございます。よかったら続編も読んでください♪ (2022年3月24日 15時) (
レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
ピカンチ★(プロフ) - きゅんきゅんの大洪水！最高でした！ありがとう❤️ (2022年3月23日 23時) (レス) id: 7ecf4502c1 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます！私の中でこの2人をカップルにするならあざとい策士のふっかと天然のあざといさっくんって感じなので(伝われ)それがうまく表現できていたら嬉しいです。 (2022年1月29日 21時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - さーちゃんさん» コメントありがとうございます！ふかさくのお話をもっと見たいとおっしゃっていただいたのでふっかサイドの気持ちでも書いてみっか！といいきっかけになりました(*^^*)ニヤキュン(とは)できてよかったです！ (2022年1月29日 21時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - けいちゃんさん» こんばんは。コメントありがとうございます！ふっかのリアコ感出せてましたか…？こういうお話を書くのは初めてだったので不安でしたがそう言っていただけて安心しました。 (2022年1月29日 21時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年1月18日 0時
