検索窓
今日:96 hit、昨日:93 hit、合計:715,590 hit

ページ20

_


「そういえば私の事なんて話したの?」

「…えーっと、」

「あ、私に言えないようなこと話したんだ?」

「いやっ、そんなんじゃっ…!」

「ふふ。翔太くん焦りすぎ」

「悪口言ったわけじゃねぇから、安心しろ」

「あの子の反応的にそれはなんとなく分かった。そういえば写真って言ってたけど…翔太くん私の写真なんて持ってたんだ?」

「…!ちが、そ、それはふっかが!」

「え?深澤くん?」


あー、ダメだ。

墓穴掘りまくってる気がする。


「…ふっかが仕事中のAの写真送って来る時がたまにあんだよ」


下手な嘘も出てこなくて正直に話す。


「え!もしかしてあの盗撮!?」


送らないでって言ったのにとかあの1回だけじゃなかったのかとかブツブツ言いながら眉間に皺を寄せるA。


「でもなんで私の写真を見せることになったのか経緯が気になるんだけど」

「…」

「翔太くん?」

「…前に飯行った日、あんじゃん。あの日にさっきのヤツが来たんだよ。俺は普通にしてるつもりだったんだけど、浮かれてたの顔に出てたみたいでさ、どうしたの?って言われて」


目の前の信号が赤に変わって車が止まるとAは一瞬だけ俺の方を見た。


「高校の同級生の女の子とご飯行くって答えたら可愛いか聞かれたから…可愛いよって、言った」

「え」

「んで、写真見せてって言われて見せようか迷ってたらスマホ取られて、見られた」

「…」

「信号、変わったぞ」

「あ、ごめん」


黙り込んで運転するAの頬が少しだけ赤く染まっているような気がした。

Scene24→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1178 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2736人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 渡辺翔太   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

涼-suzu-(プロフ) - ピカンチ★さん» 大洪水…それはせきとめていただきたいですが難しいですかね?笑 こちらこそありがとうございます。よかったら続編も読んでください♪ (2022年3月24日 15時) (レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
ピカンチ★(プロフ) - きゅんきゅんの大洪水!最高でした!ありがとう❤️ (2022年3月23日 23時) (レス) id: 7ecf4502c1 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます!私の中でこの2人をカップルにするならあざとい策士のふっかと天然のあざといさっくんって感じなので(伝われ)それがうまく表現できていたら嬉しいです。 (2022年1月29日 21時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - さーちゃんさん» コメントありがとうございます!ふかさくのお話をもっと見たいとおっしゃっていただいたのでふっかサイドの気持ちでも書いてみっか!といいきっかけになりました(*^^*)ニヤキュン(とは)できてよかったです! (2022年1月29日 21時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - けいちゃんさん» こんばんは。コメントありがとうございます!ふっかのリアコ感出せてましたか…?こういうお話を書くのは初めてだったので不安でしたがそう言っていただけて安心しました。 (2022年1月29日 21時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:涼-suzu- | 作成日時:2022年1月18日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。