Scene20 ページ12
＿
「お疲れ様」
「ん、お疲れ」
仕事終わり、涼太からご飯に誘われて適当なご飯屋さんに入る。
多分Aの話だろうから酒を入れておきたいところだけど車で帰らなければいけないから、仕方ない。
お互いソフトドリンクと料理を頼んで、無言。
「あのさ」
「ねえ」
重なる声にどうぞと譲り合うのも同時だった。
「もうやだわ俺。大人になってもお前とこんなにタイミング被るの」
「幼稚園の頃は双子って言われてたもんね」
翔太と涼太。
名前も似てるし、よく一緒に遊んでいたから双子みたいだと周りに言われていた。
「覚えてる？双子の女の子を同時に好きになったの」
「あー、あったなそんなこと」
「あの頃は似た子を好きになって、今は…同じ子か」
「…は、」
「あれ？翔太もAのこと好きだと思ってたけど…違う？」
「…翔太、も？」
「…俺、まだ好きだよ」
やっぱりそうだ。
これでAもまだ涼太のことを好きなら…。
「でも、俺の片思い」
「え」
そこに届いたソフトドリンクを持って乾杯と近づけてくるから反射でグラスを持って涼太のにくっつけた。
片思い？
好きなのは涼太だけってこと？
目の前の涼太は顔色を変えることなくソフトドリンクに口をつけていた。
「なんで片思いってわかるんだよ」
「…さあ？」
そう言って何かを企んだような笑みを向ける。
こいつ、何か隠してる。
「いいのかよ、それで」
「Aが幸せならそれでいいよ」
「…」
「もちろん隣にいたいって思うけどそれがAにとって1番の幸せじゃないなら、このままでいい」
キレイごとなんかじゃない。
大人ぶってるわけじゃない。
本当にそう思って俺に伝えてるから余計にムカつく。
俺にはそんな考えはできないから。
悔しくてムカつく。
「翔太は翔太のままでいいと思うよ」
「…うるせーよ」
俺の気持ち読み取ってこんなこと言ってくるところも、大嫌いだ。
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涼-suzu-(プロフ) - ピカンチ★さん» 大洪水…それはせきとめていただきたいですが難しいですかね？笑 こちらこそありがとうございます。よかったら続編も読んでください♪ (2022年3月24日 15時) (
レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
ピカンチ★(プロフ) - きゅんきゅんの大洪水！最高でした！ありがとう❤️ (2022年3月23日 23時) (レス) id: 7ecf4502c1 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます！私の中でこの2人をカップルにするならあざとい策士のふっかと天然のあざといさっくんって感じなので(伝われ)それがうまく表現できていたら嬉しいです。 (2022年1月29日 21時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - さーちゃんさん» コメントありがとうございます！ふかさくのお話をもっと見たいとおっしゃっていただいたのでふっかサイドの気持ちでも書いてみっか！といいきっかけになりました(*^^*)ニヤキュン(とは)できてよかったです！ (2022年1月29日 21時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - けいちゃんさん» こんばんは。コメントありがとうございます！ふっかのリアコ感出せてましたか…？こういうお話を書くのは初めてだったので不安でしたがそう言っていただけて安心しました。 (2022年1月29日 21時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年1月18日 0時
