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とうもろこしが3本入った袋をぶら下げて駄菓子屋を目指す。
本当にひたすら真っ直ぐ歩いて10分程すると駄菓子屋が見えた。
「すいませーん…」
中を覗くと誰もいない。
留守なのかな?
「すいま、」
「邪魔」
もう一度声をかけようとしたら後ろからいきなり声がして勢いよく振り向く。
ふわふわの茶髪で左耳に2連のピアス。
切れ長の目とふにゃっとした口元に透明感のある肌の男の子が立っていた。
「聞こえてる?じゃ、ま。どいてくんね?」
「あ、す、すいませんっ」
少し避けるとズンズンと駄菓子屋の奥に消えていく。
…なにあれ、感じ悪い。
「ねえ店の前にちっこいガキがいるけど」
…聞こえてますけど。
ていうかちっこいガキって!高校生ですけど!?
「そんな言い方しないの!」
ドタドタと近づいてくる足音。
そして店の奥からひょこっと顔を出したのは1人の女性だった。
「こ、こんにちは」
「こんにちはー!」
「あの、これ…おばあちゃんから、です」
女性は私から袋を受け取るとピンと来たようで、あぁ!と私を見た。
「三崎さんとこのお孫さんね!」
「あ、はい。そうです」
「三崎さんからとうもろこしもらったわよー!」
何も返答はなく、シーンとするお店の中。
「…ごめんね今度あのバカ息子お礼に行かせるから。おばあちゃんによろしく伝えといて。ありがとね」
「お、お礼とか気にしないでください」
もう会いたくないし、あんなん。
少し話をしているとあの人の年齢は私の1つ上ということが判明。
年齢変わんないのにガキって言われた。
ムカつく。
「反抗期かなんか知んないけど態度悪いのよ最近」
妹には優しいんだけどねーなんて困った顔をしながら愚痴の止まらないのを聞きながら駄菓子を買っておばあちゃんの家に帰った。
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aya(プロフ) - シリーズ読み直し月間♡担当様に辿り着きまたもうはうはなってます\(//∇//)\ほんとこのお話大好きで、一番読み返しています💙最後のヤキモチやきちゃん可愛いすぎからの〜急に出てくるオスみがやばいです(〃ω〃)ぐはー (9月18日 19時) (
レス) id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - SNさん» ありがとうございます。ちょっと不思議なお話はなかなか書かないので、どうかな？と思いましたがそう言っていただけて嬉しいです！ (8月6日 11時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
SN(プロフ) - 初めて感想書きます！主さんの書く小説は、全部最高すぎます!!!このお話もファンタジーの要素が最高すぎて号泣しました。これからも頑張ってください!! (8月5日 18時) (レス) @page38 id: 1341639bc7 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» コメントありがとうございます。私もついに人を泣かせる物語を書けるように…(調子乗るな)応援ありがとうございます。これかろもよろしくお願いします♪ (2022年6月11日 13時) (レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 初めて感想書きます！！最後の目覚める所見て、もうボロボロ泣きました…。感動系＋結ばれる話、自分物凄く弱いんで、泣きました(二回目)主さんの書く小説好きなので、これからシリーズ読んで行こうと思います！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2022年6月10日 19時) (レス) @page39 id: 10b0189fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年11月29日 10時
