ブルーサイダー

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6日目。

考え事をしていたせいかあまり眠れなかった。

朝の7時前だというのに日差しが眩しくて青空が広がっている。

スマホで昨日翔太くんと撮った写真を見る。

なんだか嬉しくてロック画面に設定した。

ルンルンでリビングに行くとおばあちゃんに今日はとてもご機嫌ねなんて言われてしまってちょっと恥ずかしくなった。

おばあちゃんの畑仕事を手伝って、翔太くんの家に今日採れた野菜をおすそ分けしに行く。

すると、翔太くんからお昼を一緒に食べようって言われてお家にお邪魔することに。

初めて入る翔太くんの部屋にドキドキしながら一緒にご飯を食べた。


「なにスマホ見てニヤニヤしてんの」

「え!?いや、べつにっ」


お昼を食べ終わってまったりタイム中。

また翔太くんとの写真を眺めていると飲み物を取りに行っていた翔太くんが戻ってきていて、スマホを覗かれそうになり画面を暗くして腕の中に収める。


「ふぅーん?」

「…」

「…」

「な、なによ」

「そんなに嬉しかった?俺と写真撮ったの」

「…は!?見たの!?」

「人聞き悪ぃな。見えたんだよ」

「見えてなさそうな反応してた…!」

「そのまま見えないふりしようと思ったけど、無理だったわ」

「なんでよ」

「…知らね」


恥ずかしいから元に戻そうかな。


「戻すなよ」

「え」

「そのままにしとけ」

「…うん」

「なぁ、俺も欲しいその写真」


翔太くんはポッケからスマホを出した。


「チャット教えて?んで、送ってよ」


ドキドキしながら翔太くんとチャットを交換する。

トーク画面を開いて、翔太くんに写真を送る。


「さんきゅ」


そう言うと同時に送られてくるのはくまが両手を広げてカラフルな紙吹雪を散らしているスタンプ。


「いい写真だな」


翔太くんは何かを思いついたように私の隣に来る。


「もっと写真撮ろうぜ」

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