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＿
「すごく美味しそう…」
テーブルの上にイタリアンレストランで出てきそうなメニューが並ぶ。
涼太先輩は料理をするだけじゃなくて盛り付けまで完璧で本当に器用な人なんだなあと関心。
いただきますをしてパスタをひと口。
「うわっ!」
美味しさのあまりパスタを凝視すればまた涼太先輩に笑われた。
「先輩笑いすぎです」
「いや、さすが兄妹だなって」
「…?」
「翔太も美味しいご飯食べると、うわっ!って言うんだよ」
「…」
「うはは!顔!めっちゃ嫌そうじゃん!」
だってそんなとこ似ても全然嬉しくないし。
ご飯を食べて一緒に片付けをしてソファーでまったり。
水族館で買ったキーホルダーを思い出して家の鍵に付けてみる。
うん、可愛い。
目の前に手で持ってぶら下げていると隣から青いイルカが現れて揺れた拍子にイルカ同士の口が触れ合う。
「あ」
「ふふ、なんかキスしたみたいになっちゃったね」
キスしたのはイルカのキーホルダーなのにドキッと心臓が高鳴る。
少しの沈黙が訪れる。
…今かな。
タイミングを失ってずっと渡せないままのカバンに忍ばせたプレゼント。
「先輩…あの、これよかった、ら」
「くれるの?」
「クリスマスプレゼント、です」
「俺もあるよ」
「え、でも、キーホルダー…」
「待ってて」
立ち上がってどこかへ行ったかと思えばすぐに戻ってきて再び隣座る。
「はい」
「…ありがとうございます」
赤いオシャレな袋に緑のリボンでクリスマスらしくラッピングされたそれ。
「開けていい?」
頷くとニコニコして丁寧に袋を開ける涼太先輩。
袋の中を覗いて固まってしまった。
「…先輩?」
「ねえ、そっちも開けてよ」
「あっ、はい」
リボンを解いて袋の中を覗くと私も涼太先輩と同じ現象が起きた。
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涼-suzu-(プロフ) - 村瀬さん» コメントありがとうございます！残り話数が少なかったので短いAfterStoryになってしまったのですがいかがでしたか…？次の作品もぜひ！楽しみにしていてください！(自分でハードルあげるタイプの人間) (2022年1月5日 21時) (
レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - まさかこの小説の続きが見れるなんて…！！超感激です！！これからも涼さんの小説楽しみにしています。 (2022年1月5日 21時) (レス) @page50 id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます。お兄ちゃんの視点からのお話も面白いかもしれませんね(¯ｖ¯)考えてみます！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - なおひとさん» こちらこそありがとうございました！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん助(プロフ) - ニヤニヤしながら読んでしまいました！！ハピエン最高です！！💓これ兄sideも読みたいです✨素敵な作品ありがとうございました😊✨ (2021年11月25日 10時) (レス) @page46 id: 25f5a7cb9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年11月13日 9時
