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館内を1周してお土産コーナーに立ち寄る。
たくさん種類がある中でイルカのキーホルダーが目に入った。
「気になる?」
「家の鍵につけたら可愛いかなぁって思って」
ただ、ピンクと青のイルカがあってどちらも可愛くて選べない。
「俺青にしよっかな」
「え」
「お揃いにしよっか」
「…!はいっ」
涼太先輩は2つのキーホルダーを持ってお会計して片方を私にくれる。
「あの、…」
「プレゼントしたいから受け取ってくれる?」
「…ありがとうございます」
「家の鍵につけるの?」
「はい」
「俺もそうしよ」
お揃いのキーホルダーをお揃いの場所につける。
些細なことかもしれないけれどすごく嬉しくてたまらない。
涼太先輩とお揃いできる日がくるなんて。
水族館を後にして涼太先輩の家へ向かう前にスーパーでお買い物。
「何食べたいとかある?」
「パスタ食べたいです」
「じゃあ何系がいいかせーので言お」
「えっ!?ちょ、」
「いくよ、せーの」
「「クリーム系」」
「決まり、だね?」
「ふふ、はい」
同棲したてのカップルってこんな感じなのかな。
2人で買い物して、同じ家に帰って、一緒にご飯を作る。
この上ない幸せかも…。
「サラダお願いしていい?」
「…はい」
涼太先輩の家のキッチンに2人で並んで立つ。
それだけでもドキドキするのに、料理もあまりやった事ないから増していく緊張。
「あ」
「どうしたの?大丈夫?」
キャベツの千切りが上手く切れてなかったようで持ち上げれば永遠と繋がっている。
涼太先輩は勢いよくしゃがみこんで両手で顔を覆った。
「…ふっ」
「…笑ってますよね?」
「…いや?」
「声、震えてますけど」
「そんなこと、ないよ?」
…今度から家で料理しよう。
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涼-suzu-(プロフ) - 村瀬さん» コメントありがとうございます！残り話数が少なかったので短いAfterStoryになってしまったのですがいかがでしたか…？次の作品もぜひ！楽しみにしていてください！(自分でハードルあげるタイプの人間) (2022年1月5日 21時) (
レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - まさかこの小説の続きが見れるなんて…！！超感激です！！これからも涼さんの小説楽しみにしています。 (2022年1月5日 21時) (レス) @page50 id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます。お兄ちゃんの視点からのお話も面白いかもしれませんね(¯ｖ¯)考えてみます！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - なおひとさん» こちらこそありがとうございました！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん助(プロフ) - ニヤニヤしながら読んでしまいました！！ハピエン最高です！！💓これ兄sideも読みたいです✨素敵な作品ありがとうございました😊✨ (2021年11月25日 10時) (レス) @page46 id: 25f5a7cb9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年11月13日 9時
