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＿
「…涼太?」
「…うん」
「なんだ、もう約束してんのかと思ったわ」
まだ誘ってなかったのか、と何かを考える様子。
「とりあえず電話すれば?」
「…今?」
「今」
「…」
スマホから涼太先輩の連絡先を見つけて指が止まる。
…緊張するな。
「ほら」
お兄ちゃんが私のスマホを覗き込んで発信をタップするから通話画面に変わる。
「ねぇ!ちょっ、」
「大丈夫だって。あとはどうにかなる」
『もしもし?』
「あっ、えっ、え?も、もしもしっ」
『どうしたの?』
「あ、えと、あの」
お兄ちゃんを見れば言えとジェスチャーで伝えてくる。
「あのっ、クリスマスって何か、よっ、予定ありますかっ」
『…』
「…あ、あります、よねー?えへへ」
『デートしよっか』
「…っ!」
『あれ?てっきりお誘いかと思ったけど、』
「…そう、です」
『俺から誘おうと思ってたのに、先越されちゃった』
「え」
『何か行きたいとことかしたいこととかある?』
「…涼太先輩の家、行きたいです」
『…俺の家?』
「あ、料理!料理、教えてほしくて、あ、でも別にわざわざクリスマスじゃなくても、」
『ふふ、いいよ。夜ご飯一緒に作ろうね。その代わり、俺行きたいとこあるからそっち先に付き合ってくれる?』
「…!もちろんです」
『楽しみにしてるね』
「…はいっ」
電話を切ってその場にうつ伏せで倒れる。
「お前、家行きたいって随分大胆だな」
「…それには触れないで」
こうして無事?に涼太先輩とクリスマスを過ごせることが決まった。
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涼-suzu-(プロフ) - 村瀬さん» コメントありがとうございます！残り話数が少なかったので短いAfterStoryになってしまったのですがいかがでしたか…？次の作品もぜひ！楽しみにしていてください！(自分でハードルあげるタイプの人間) (2022年1月5日 21時) (
レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - まさかこの小説の続きが見れるなんて…！！超感激です！！これからも涼さんの小説楽しみにしています。 (2022年1月5日 21時) (レス) @page50 id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます。お兄ちゃんの視点からのお話も面白いかもしれませんね(¯ｖ¯)考えてみます！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - なおひとさん» こちらこそありがとうございました！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん助(プロフ) - ニヤニヤしながら読んでしまいました！！ハピエン最高です！！💓これ兄sideも読みたいです✨素敵な作品ありがとうございました😊✨ (2021年11月25日 10時) (レス) @page46 id: 25f5a7cb9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年11月13日 9時
