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スープを飲み終わって片付けようとすれば涼太先輩からお風呂に行くよう言われたので素直に甘えることにした。
この後、私が上がったら涼太先輩も入って…寝床問題に発展するんだろう。
「デジャブ…?」
でもグランピングの時とは違う。
いつも涼太先輩が入ってるお風呂。
いつも涼太先輩が使ってるシャンプーやボディーソープ。
寝るのも多分ソファーかベッドで、涼太先輩がいつもいる場所。
今日1日の汚れを洗い流すと共に…どんどん涼太先輩に染まってくみたい。
「あがり、ました」
「じゃあ俺も入ってくるね。ドライヤー、置いてるから使って」
お風呂上がりのすっぴんを見られるのが恥ずかしくて頭から被ったタオルを、涼太先輩はすれ違いざまに一度だけ手でクシャッとして浴室へ消えた。
力が抜けてその場にペタンと座り込みタオルで顔を覆う。
涼太先輩に借りたタオル。
当たり前だけど、涼太先輩の匂いがする。
まだ力の入らない体をどうにかソファーまで持ってきて髪を乾かした。
カバンからいつも使ってるヘアオイルを出して躊躇う。
もう二度とこんな事はないかもしれない。
だから今日だけは、涼太先輩の匂いに包まれていたい。
でも涼太先輩がツヤツヤだねって褒めてくれる髪はケアはしときたい。
「何をそんなに見つめてるの?」
悩んでいたら随分と時間が経っていたらしくお風呂上がりの涼太先輩が立っていた。
「…ヘアオイル、です」
「つけないの?」
「…つけたいけど、つけたくないです」
ギュッとヘアオイルを握りしめて俯いた。
何も言わずに遠のく涼太先輩の足音。
だけどすぐに戻ってきて隣に座った。
涼太先輩の両手が私の髪に触れる。
びっくりして顔を上げるけど私のことはお構いなし。
「これ、俺がいつも使ってるヘアオイル」
「…っ」
「うん、ツヤツヤになった」
「…ありがとうございます」
「いーえ」
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涼-suzu-(プロフ) - 村瀬さん» コメントありがとうございます！残り話数が少なかったので短いAfterStoryになってしまったのですがいかがでしたか…？次の作品もぜひ！楽しみにしていてください！(自分でハードルあげるタイプの人間) (2022年1月5日 21時) (
レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - まさかこの小説の続きが見れるなんて…！！超感激です！！これからも涼さんの小説楽しみにしています。 (2022年1月5日 21時) (レス) @page50 id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます。お兄ちゃんの視点からのお話も面白いかもしれませんね(¯ｖ¯)考えてみます！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - なおひとさん» こちらこそありがとうございました！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん助(プロフ) - ニヤニヤしながら読んでしまいました！！ハピエン最高です！！💓これ兄sideも読みたいです✨素敵な作品ありがとうございました😊✨ (2021年11月25日 10時) (レス) @page46 id: 25f5a7cb9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年11月13日 9時
