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「お待たせ。熱いから気をつけてね」
湯気のたつ、野菜がたくさん入ったスープ。
ふぅふぅと熱を飛ばしてひと口。
ほんのり広がる生姜と味噌の味に体の芯から温まる。
「おいしい…」
「それはよかった」
涼太先輩は安心したように隣に座ってコーヒーを飲んだ。
「そういえば、いきなり泊まりに来る?とか言っちゃったけど…着替えとか大丈夫?」
「…」
なんて答えればいい。
このリュックの中にお泊まりセットは全て詰め込まれている。
「Aちゃん?」
「…実は、その、お母さんの実家に泊まる予定、で」
涼太先輩は目をパチパチさせて私を見る。
「でも涼太先輩に会いたくて…こっちに来ちゃいました。あ、でもひとり暮らししてるのは知らなくてその、実家なのかなって!じゃあいいかなぁなんて…。だからその決して2人きりになってどうなりたいとかそんなっ、そういうわけでは…ない、です」
段々自分が何を喋ってるか分からなくなって小さくなる声。
いらんこと言った気がする。
誤魔化すようにスープをすすってみた。
涼太先輩を見れば俯いたまま肩を揺らしている。
「…笑ってます、?」
「あははっ、ごめんっ。なんか必死なAちゃんが可愛くて」
顔が熱い。
恥ずかしい。
最悪だ。
いろんな感情がぐちゃぐちゃに入り交じって両手で顔を覆った。
「嬉しいよ」
指の隙間から恐る恐る涼太先輩を見ると優しく微笑んでいてふわりと頭を撫でられた。
「俺も、会いたかったから」
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涼-suzu-(プロフ) - 村瀬さん» コメントありがとうございます！残り話数が少なかったので短いAfterStoryになってしまったのですがいかがでしたか…？次の作品もぜひ！楽しみにしていてください！(自分でハードルあげるタイプの人間) (2022年1月5日 21時) (
レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - まさかこの小説の続きが見れるなんて…！！超感激です！！これからも涼さんの小説楽しみにしています。 (2022年1月5日 21時) (レス) @page50 id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます。お兄ちゃんの視点からのお話も面白いかもしれませんね(¯ｖ¯)考えてみます！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - なおひとさん» こちらこそありがとうございました！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん助(プロフ) - ニヤニヤしながら読んでしまいました！！ハピエン最高です！！💓これ兄sideも読みたいです✨素敵な作品ありがとうございました😊✨ (2021年11月25日 10時) (レス) @page46 id: 25f5a7cb9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年11月13日 9時
