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朝の空気が澄んで、本格的な冬がやってこようとしている時、私は1人、駅の前でソワソワ。
「ごめんお待たせ」
「い、いえ、全然っ」
「今日はよろしくね」
「はいっ」
涼太先輩とデートすることになりました。
…って言っても1週間後に控えてるお兄ちゃんの誕生日プレゼントを一緒に買いに来ただけなんだけど。
「しかし翔太が美容にハマるとは」
「渚の影響ですね」
「翔太がここまで彼女に染まるとは思ってなかったよ」
「そういうタイプじゃないですもんね、お兄ちゃん」
雑貨屋さんに行き美容グッズを眺めながらそんな話をする。
「渚ちゃんは何あげるんだろう」
「…あー、」
「Aちゃん?どうかした?」
「…今から言うこと聞かなかったことにしてほしいんですけど」
「…分かった」
「お兄ちゃんは20歳、つまり大人になるわけですよね。だから…」
「うん」
「私をプレゼントする、って言ってました」
「…」
「多分、あれは本気です」
「…えーっと、プレゼントが被る心配はしなくてよさそう、だね?」
気を取り直して選んだプレゼントは私が保湿グッズで涼太先輩がアロマ加湿器になった。
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涼-suzu-(プロフ) - 村瀬さん» コメントありがとうございます!残り話数が少なかったので短いAfterStoryになってしまったのですがいかがでしたか…?次の作品もぜひ!楽しみにしていてください!(自分でハードルあげるタイプの人間) (2022年1月5日 21時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - まさかこの小説の続きが見れるなんて…!!超感激です!!これからも涼さんの小説楽しみにしています。 (2022年1月5日 21時) (レス) @page50 id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます。お兄ちゃんの視点からのお話も面白いかもしれませんね(¯v¯)考えてみます! (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - なおひとさん» こちらこそありがとうございました! (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん助(プロフ) - ニヤニヤしながら読んでしまいました!!ハピエン最高です!!💓これ兄sideも読みたいです✨素敵な作品ありがとうございました😊✨ (2021年11月25日 10時) (レス) @page46 id: 25f5a7cb9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2021年11月13日 9時