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「ついに言ったんだ?」
「うん」
学校帰り、友達の渚と公園のブランコに乗って涼太先輩との出来事を話す。
相談事や恋バナ、大切な話はいつもここですることがいつの間にか私たちの間で決まりになっていた。
「…んで?舘様はなんて言ってたの?」
「彼女いるから、ごめんって」
高校生の時、涼太先輩は舘様という愛称で呼ばれていて男女問わず凄く人気でモテていた。
ちなみにお兄ちゃんも涼太先輩と同じくらいモテていて、高1から高2まで彼女ができては別れてを繰り返していた｡
それが高3になってピタッと突然彼女を作らなくなった。
理由は、分からない。
時には私を利用してお兄ちゃんに近づこうとしている女子生徒もいて、その度にお兄ちゃんが守ってくれてたっけ。
「大学行っても彼女と続いてるんだ。長いね」
「うん」
「彼女と一緒の大学なの?」
「いや、違う大学って言ってた」
「それはまだチャンスあるんじゃない!?」
「やめてよ〜、前に進もうとしてんのに」
「ははっ、ごめんごめん」
「…でもまあ、振られたからってそんなすぐには気持ち切り替えられないなぁ」
「…こうなったらさ、見返そうよ」
「見返す…?」
「舘様に、振ったこと後悔させてやればいいじゃん!ね!」
「いやぁ…そんなことしなくても…」
「好きにさせたのは向こうだよ?彼女いるくせに優しくしやがって!悔しくない!?」
なんて理不尽な悔しがり方なんだ、と思うけど…
「…その気持ちがゼロといえば嘘になる、かもしれない」
「でしょ!?よし、決まりね」
「でも…どうやって?」
「あたしに任せなさいッ」
…不安だ。
超絶不安。
私何されるんだろう。
でもいつか涼太先輩より素敵な人が現れたらいいな。
そんな事を思いながら空を見上げた。
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涼-suzu-(プロフ) - 村瀬さん» コメントありがとうございます！残り話数が少なかったので短いAfterStoryになってしまったのですがいかがでしたか…？次の作品もぜひ！楽しみにしていてください！(自分でハードルあげるタイプの人間) (2022年1月5日 21時) (
レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - まさかこの小説の続きが見れるなんて…！！超感激です！！これからも涼さんの小説楽しみにしています。 (2022年1月5日 21時) (レス) @page50 id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ちゅん助さん» コメントありがとうございます。お兄ちゃんの視点からのお話も面白いかもしれませんね(¯ｖ¯)考えてみます！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - なおひとさん» こちらこそありがとうございました！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん助(プロフ) - ニヤニヤしながら読んでしまいました！！ハピエン最高です！！💓これ兄sideも読みたいです✨素敵な作品ありがとうございました😊✨ (2021年11月25日 10時) (レス) @page46 id: 25f5a7cb9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年11月13日 9時
